あぐり
暁月のウルフムーン
君がどれほど辛い時にも
僕はいつも、ここにいる
たとえ君がそれに気づかず
ただ独りだと思っていたとしても
君がひとり
小さな祈りを神に捧げた夜
その祈りが
自分の救いではなく
多くの人の幸せを願うものだったことを
僕は知っている
君の心が踏みにじられ
君を見ないふりをした者たちがいたことも
僕は知っている
それでも君は
志を曲げなかった
復讐の海に身を沈めることもなく
呪いの言葉に足を取られながらも
真実から目を逸らさなかった
道端で息絶えかけていた蝉を
そっと土へ還したこと
気を失ったカラスに
静かに水を含ませたこと
蛹が蝶になるまで
ただ黙って見守り続けたことも
僕は知っている
君がどれほど深く
彼らを愛していたのか
どれほど優しい眼差しで
世界を見つめていたのか
僕は知っている
人は君を愚かだと笑うだろう
人は君を顧みず通り過ぎるだろう
人は君を
傷つける言葉で測ろうとするだろう
それでも僕は知っている
君の心が
誰よりも美しいことを
この世界を
深く、真摯に
愛しているということを
だから
君がどれほど辛かったとしても
それは
君の中にある
深い慈しみの証
深い愛を抱く者は
重い十字架を背負う
その重さを
僕は知っている
たとえ君が
絶望という牢に閉じ込められても
君の魂の輝きが
失われることはない
無視と無関心によって
人々が君を
地獄へ突き落とそうとも
君の心は
地獄の沼の底に咲く
一輪の蓮のように
気高く
静かな香りを放つだろう
地獄を巡り歩いた者だけが
心を鍛えられる
そしてその魂から
やがて
光の柱が立ち上がる
哀しみは
慈しみへ
怒りは
愛へ
そう
君は
魂の錬金術者なのだ
もし君が
哀しみに打ち砕かれそうになったら
僕を呼んでほしい
もし君が
憎悪の海に沈みそうになったら
僕を思い出してほしい
僕はいつでも
君のそばにいる
たとえ
厚い雲が
僕たちを隔て
目には見えなかったとしても
僕はいつも
君の心に
語りかけているのだから
全体として、
これは「守護者」「魂の同







