答えを出せない時間にも、意味がある
答えを出そうとしても、
どうしても決めきれない。
頭では分かっているはずなのに、
次に何を選べばいいのかが見えない。
相談の中で、
私はよく、こんな場面に立ち会います。
話を重ねていくうちに、
相手の行動や考え方が見えてきて、
ひとまず状況が整理される。
「なるほど、そういう流れだったのか」
「だから、あの結果になったのかもしれない」
ここまで来ると、
多くの人は次にこう言います。
「じゃあ、私はどうすればいいんでしょうか」
一見すると、
ここで悩みはひと区切りついたようにも見えます。
相手のことは整理できた。
出来事の流れもつながった。
理由も、背景も、頭では納得できている。
それなのに、
思ったほど気持ちが軽くならない。
むしろ、
次にどうすればいいのか分からなくなって、
立ち止まってしまうことがあります。
占いの場では、
こういう状態を
「問題」や「失敗」とは捉えません。
判断できないこと自体が、
今の状態をそのまま表していることも多いからです。
人は苦しいときほど、
早く答えを出したくなります。
決めてしまえば、
この宙ぶらりんな感じから
抜けられる気がする。
前に進める気がする。
でも、
心や体が追いついていない段階で出した答えは、
あとからまた、
自分を苦しめてしまうこともあります。
占いで最初に見ているのは、
「何を選ぶか」ではありません。
今、
選べる状態かどうか。
判断を下せるだけの余裕が、
残っているかどうか。
そこが整っていないときに、
どんなに正しい答えを置いても、
その人の中には定着しません。
だから、
あえて決めない時間を残すことがあります。
何をするか。
どう立て直すか。
次にどこへ向かうか。
それを、
今すぐ考えなくてもいい時間。
散歩をしたり、
呼吸に意識を向けたり、
体をゆっくり動かしたり。
どれも、
前向きになるための行為ではありません。
判断を、
一度休ませるための時間です。
占いが見ているのは、
未来そのものではなく、
「今、どこに立っているか」。
足場を確かめるための視点です。
判断できない状態は、
何かが足りないサインではなく、
回復の途中で現れる
ごく自然な段階であることもあります。
今日は決められなかった。
でもそれは、
止まっているわけでも、
後退しているわけでもない。
ただ、
判断の時間ではなかっただけ。
そういう時間も、
無理に動かさず、
そのまま見ていきます。
相手のことが整理できたあとに残る時間も、
ちゃんと意味のある時間です。
答えは、
追いかけなくても、
足元が整ったときに
自然と見えてくるものです。
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