海月ラビィ
執着を断ち切るということ
人は誰でも、心のどこかに
「手放したくない思い」を抱えています。
それが人であったり、過去の出来事であったり、
あるいは自分自身への期待であることもあります。
執着は決して悪いものではありません。
大切に思った証でもあり、
一生懸命生きてきた証でもあります。
けれど、その執着が
今の自分を苦しめているのだとしたら、
少し立ち止まって見つめ直す時期なのかもしれません。
執着を断ち切るというと、
何かを失うようで怖く感じる方も多いでしょう。
しかし本当は、
心に重くのしかかっていた荷物を
そっと下ろしてあげる行為なのです。
年を重ねるほど、
人生には「選ばない勇気」が必要になります。
無理をしない、比べない、追いかけすぎない。
それだけで、心は驚くほど軽くなります。
執着を手放したあとに残るのは、
空虚さではなく静けさです。
その静けさの中で、
本当に大切にしたいものが
自然と見えてくるようになります。
今のあなたに必要なのは、
無理に前へ進むことではなく、
自分の心をいたわることかもしれません。
手放すことは、終わりではなく始まり。
新しい流れは、
軽くなった心の先にやってきます。
どうか焦らず、
ご自分のペースで。
執着を断ち切ることは、
自分を大切にする選択なのです。







