美月マーシャ
霧島の新茶が教えてくれた、季節を味わう豊かさ|自分の感覚を後回しにしない暮らし
霧島から、新茶が届きました。
「ああ、今年も楽しみにしていた季節が来た」
袋を開けた瞬間、
ふわっと立ちのぼる青くさわやかな香り。
煎茶好きにはたまりません。
新茶とは、
その年の最初に芽吹いた「一番茶」を摘んで作るお茶のこと。
新しい芽の先に三枚ほどの若い葉がついた、
「一芯三葉」と呼ばれる部分を摘み取ります。
冬のあいだ、茶の木はじっくり栄養を蓄え、
春から初夏へ向かう頃、その力を新芽としてひらきます。
だから新茶は、
水分やミネラルを多く含み、
みずみずしく、さわやか。
若い葉には、
旨み成分であるテアニンも多く残ります。
そのため、甘みや旨みが感じられやすいのです。
今回お取り寄せしたのは、
鹿児島県の霧島茶です。
鹿児島といえば、
濃厚で、しっかりした旨みのある知覧茶が有名です。
対して霧島茶は、
県北部の霧深く冷涼な土地で育つお茶。
今回いただいた浅蒸し茶は、
爽やかで、上品な甘みと香りがありました。
濃く押してくるというより、
すっと余韻を残す感じ。
主張は強すぎないのに、
ちゃんと記憶に残る。
せっかくの新茶なので、
淹れ方も気をつけたいものです。
お茶は急かすと、味に出ます。
熱すぎるお湯で入れれば、
渋みが前に出ます。
雑に注げば、味もどこか散らかります。
ということで、
まずお湯は一度沸騰させてから、
80度前後まで冷まします。
茶葉は一人分で、だいたい3グラム。
急須にお湯を注ぎ、待つこと30秒ほど。
茶碗に何回かに分けて注ぎ、最後の一滴まで淹れます。
早速ひと口…
口に含むと、
草原を抜ける風のようなフレッシュ感。
その奥に、
やわらかな甘みがふわっと広がります。
軽やかなのに、印象は薄くない。
きちんと余韻を残してくれるお茶でした。
冬を越えてきた力が、
ちゃんと一杯の中にありました。
二煎目は、やや熱めのお湯で。
一煎目とは違い、やさしい渋みも出てきます。
同じ茶葉なのに、
温度と時間で表情が変わるのが楽しいです。
そして二煎目は、
なんとか間に合った柏餅と一緒にいただきました。
だいたい5月5日を過ぎると、
店頭から姿を消していく柏餅。
新茶と柏餅。
初夏の入口に、これ以上ない組み合わせでした。
昔から、「初物七十五日」ということわざがあります。
初物を食べると七十五日寿命が延びる、という意味です。
昔の人は、季節のはじまりに宿る力を、
ちゃんと感じていたのでしょう。
初物をいただくことは、
ただ旬を味わうだけではありません。
今、この季節に生きている自分を、
たしかめることでもあります。
季節を味わえる人は、
自分の感覚を粗末にしません。
忙しいから、また今度。
面倒だから、今日は適当に。
そんな日ばかりが続くと、
自分の感覚は、いつの間にか後回しになります。
そのうち、暮らしはどんどん平面になります。
季節のものを、その季節のうちにいただく。
香りを感じる。
温度を待つ。
一口目をちゃんと味わう。
大きな開運アクションではありません。
けれど、
こういう小さな感覚を拾える人は、
自分の人生の手触りも取り戻していけます。
霧島の新茶を飲みながら、
そんなことを感じました。
豊かさは、
特別な場所にだけあるものではありません。
急須の中にも、
茶碗の湯気にも、
柏餅の葉の香りにもあります。
気づけるかどうか。
受け取れるかどうか。
そして、
自分の感覚を後回しにしないかどうか。
新茶の季節は、
そんなことを思い出させてくれます。
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原宿ほしよみ堂所属占い師
美月マーシャ
紫微斗数を中心に、
仕事・恋愛・人間関係のお悩みを、
「人生の設計図」という視点から読み解いています。
うまく言葉にできない違和感も、
命盤を通して見ていくと、
少しずつ輪郭が見えてくることがあります。
自分らしい選び方を知りたい方は、
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