来年の誌面を、今年つくる。花に触れて思い出したこと
久しぶりに、いけばなの仕事をしていました。
今回は、来年発行される雑誌とカレンダーに掲載する作品撮影のアシスタントです。
花材の準備をしたり、作品づくりを支えたり、撮影がスムーズに進むように動いたり。
久しぶりにいけばなの現場へ入り、懐かしい空気に触れることができました。
まだ今年の夏ですが、つくっているのは来年の誌面とカレンダーです。
雑誌の仕事は、発行されるずっと前から準備が始まります。
作品を考え、花材をそろえ、撮影を行い、誌面として形にしていく。
約1年前から、未来に向けて動いていきます。
撮影のアシスタントも、言われてから動くのではなく、次に何が必要になるのかを考え、少し先回りして準備することが大切です。
必要な花材や道具を整える。
撮影の流れを見ながら動く。
作品をつくる人が集中できるように支える。
目の前のことだけではなく、その少し先を想像しながら動いていきます。
撮影が終わり、花の写真をあらためて見たとき、心がすっと落ち着いていくのを感じました。
花は、何かを強く主張するわけではありません。
ただそこに咲き、枝を伸ばし、葉を広げている。
その姿を見ているだけで、慌ただしかった気持ちが少しずつ静かになっていきます。
きれいだと思う前に、ほっとする。
うまく言葉にできない気持ちまで、花がそっと受け止めてくれるように感じることがあります。
忙しい毎日の中では、気持ちが前のめりになったり、頭の中が考え事でいっぱいになったりします。
けれど、花の写真を眺めていると、今この瞬間に戻ってこられる。
深く息をして、少し力を抜いてもよいのだと思わせてくれます。
いけばなは、花を美しく見せるだけではなく、見る人の心に余白をつくるものなのかもしれません。
これは、占いの仕事にも通じるところがあります。
占いも、未来を当てるだけのものではありません。
これから起こることを知り、少し早めに準備する。
不安でいっぱいになった心を整理する。
今の自分に必要なことを見つける。
未来が来てから慌てるのではなく、未来を見据えて、今日できることから始めていく。
占いも、前倒しです。
運気が良くなる時期を待つだけではなく、その時期を生かせるように、今から準備をしておく。
転職を考えているなら、必要な経験を少しずつ積む。
恋愛や結婚を望んでいるなら、自分の気持ちを整理する。
新しい仕事を始めたいなら、発信や人とのつながりを育てておく。
来年の誌面を、今年つくる。
未来のために、今から準備を始める。
そして、ときには花の写真を眺めながら、心を落ち着かせる。
前へ進むことも大切ですが、心を整える時間も同じくらい大切です。
久しぶりのいけばなの仕事は、未来に向けて早めに動くことと、花に触れて心を静かに整えることを、あらためて思い出させてくれました。
花も、仕事も、占いも。
少し先を見ながら、今を丁寧に整えていきたいと思います。






