曽我部 キキョウ
その大阪人は、本当に面白いのか
進学に就職に転勤。
県境をまたいでの転居は、
そういった事情からでしょうか。
転居そのものも大変ですが
実はその新しい土地になじむために
大変な思いをすることがあります。
ご近所へ挨拶をする所から始まり、
新しく出会う人たちに、
「どこから来たのか」的なことを
よく聞かれることでしょう。
きっと、何気なく答えると思います。
そしてここで登場するのが
県民性であり、ステレオタイプです。
つまり、そこの出身なら、
○○に違いない、という思い込みです。
分かりやすく、大阪で説明しましょう。
例えば東京の大学に進学した
大阪太郎君がいるとします。
どこの出身かを尋ねられ、
関西弁丸出しで言うでしょう。
「大阪やねん」
そして、この答えに対する、
典型的な返事がこちら。
へえ、大阪の人なんだ。
ねえねえ、何か面白いこと言ってみて。
実は、これは相当な無茶を強いています。
そもそも、大阪の人は全員が
一発芸をする芸人でも、漫談家でもありません。
そして、よく言われるボケとツッコミも、
会話があってこそ成立します。
何もない状態で「さあ言え」と言われたところで、
「何を?」という状態です。
さらに重要なのが、先ほど出てきた
県民性やステレオタイプです。
これらは、そこの出身者が全て
そういう人だということではありません。
例えば大阪なら、会話が面白い人が多い、
あるいはそういう傾向にある、その程度です。
だから、大阪出身者にも無口でおとなしい人など
たくさんいるのです。
それなのに「面白いこと」を期待された場合。
真面目な人だと、
面白いことを言わなくてはならない、
何も話さなければ、「ノリが悪い」と言われる、と
必死になって面白いことを考えるでしょう。
ところがいざ言ってみて
「面白くない」と言われたらどうしよう、と
そう考えるとますます何も言えません。
これはものすごいプレッシャーです。
そして気に病んでしまう人もいます。
大阪出身者は極端な例ですが、
他の都道府県の出身者でも、
同じようなことはあるでしょう。
強すぎる思い込みがあること自体は
外からも見えませんし、
他人からは分かりません。
けれども、その思い込みを
誰かへの期待に変えたとき、
そこには、現実とのギャップが生まれます。
県民性もステレオタイプも、
当事者を交えずに話しているうちが
華ということです。
選べる道を増やす、もう一つの見方を
曽我部キキョウ

★★出演予定★★
★ほしよみ堂大阪アメ村店★
2026年9月
1日、2日、4日、6日、7日、8日、12日、13日、14日、19日、20日、22日、26日、27日、28日
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2026年9月
10日、11日、17日、18日、24日、25日
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