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兵主部久談

「本当の気持ち」は、一つだと思わなくていい

「本当は、どうしたいのですか」

悩んでいるとき、そう聞かれることがあります。

 

彼との関係を続けたいのか、終わらせたいのか。
今の仕事に残りたいのか、辞めたいのか。
夢を追いたいのか、諦めたいのか。

一つに決められれば、自分の本心が分かるように思えます。

 

 

けれども、人の心には相反する思いが同時に存在します。

 

続けたいのに、離れたい。
会いたいのに、会うと疲れる。
変わりたいのに、今のままでいたい。

どちらかが本心で、もう一方が偽物なのではありません。

 

 

矛盾している二つの思いが、どちらも今の自分にとって本当であることがあります。

気持ちを一つに決めるほど、分からなくなることがあります

「好きなら続けたいはず」
「嫌なら離れればいい」
「やりたいなら行動できるはず」

外から見ると、答えは簡単に見えるかもしれません。

 

しかし、実際の気持ちはそれほど単純ではありません。

 

彼を好きでも、同じことで傷つく関係には疲れている。
仕事を辞めたくても、生活や周囲の人を考えると不安になる。
夢を追いたくても、失敗したときのことが怖い。

 

一つを選べないのは、意志が弱いからではありません。

どちらの思いにも、それぞれ守りたいものがあるからです。

 

 

無理に一つだけを本心にすると、もう一方が伝えようとしていることを見落としてしまいます。

「彼を信じて良い」と出たのに、まだ怖いもあわせてお読みください。

迷いは、心が止まっている状態ではありません

決められない時間が続くと、「いつまで悩んでいるのだろう」と自分を責めてしまうことがあります。

けれども迷っている間にも、心はさまざまな可能性を確かめています。

 

この関係を続けたら、私はどうなるのか。
離れたら、何を失うのか。
今動いたら、後悔しないのか。
もう少し待てば、状況は変わるのか。

それぞれの道で起こり得ることを考えているから、簡単には決められないのです。

 

迷いをなくそうとする前に、何と何の間で揺れているのかを見る必要があります。

 

「続けたい」と「離れたい」の間にいるのか。

それとも、「離れたい」と「一人になるのが怖い」の間にいるのか。

 

同じ迷いに見えても、中身によって必要な答えは変わります。

占いでも、答えを一つに決めつけません

占いでは、今の状況や相手の気持ち、これから起こり得る流れを見ていきます。

ただし、「こちらが正解です」と人生を決めることが目的ではありません。

 

続けた場合には、どのような可能性があるのか。
離れた場合には、何が変わるのか。
今は動く時期なのか、待つことで見えてくるものがあるのか。

選択肢ごとの流れが分かれば、自分が何を望み、何を受け入れられないのかを考えやすくなります。

 

占いの結果を聞いて安心することもあれば、望んでいた答えなのに違和感を覚えることもあります。

 

その反応も、自分の気持ちを知る手がかりです。

私は約15年間、人の心と向き合ってきた経験を使い、占いで見えた流れと、その答えに触れたときの心の動きを一緒に見ていきます。

迷いが残ったまま、選んでもいい

何かを選ぶ前に、すべての迷いが消えるとは限りません。

 

続けると決めても、不安は残るかもしれません。
離れると決めても、寂しさや未練を感じるでしょう。

それでも、自分で考えて選んだ道を進むことはできます。

 

大切なのは、気持ちを一つにしてから決めることではありません。

自分の中にどのような思いがあり、それぞれが何を守ろうとしているのかを知ったうえで選ぶことです。

 

「本当の気持ち」を一つだけ探さなくていい。

矛盾している思いの両方に耳を傾けることで、ようやく見えてくる選択もあるのです。

兵主部久談(ひょうすべ・くだん)

ほしよみ堂所属、ほしよみ堂町田店に出演。
周易、陰陽師カード、数秘術、手相、ダウンジングなどを使って鑑定しています。

約15年間、人の心と向き合ってきた経験を生かし、相手の気持ちや未来だけでなく、自分の中で重なっている複数の思いや、無意識の思考・行動のパターンを読み解くことを得意としています。

「続けたいのに、離れたい」
「どうしたいのか、自分でも分からない」

そんなときは、どちらかの気持ちを消そうとせず、今ある思いとこれからの流れを一緒に見ていきましょう。

出演日:火・水・木(18時まで)・金・土

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