相手の事情が分かっても、傷ついた事実まで消さなくていい
「仕事で余裕がなかったのだと思う」
「家庭の事情もあったから、仕方がない」
「悪気はなかったと言っている」
相手の事情を知ると、怒ってはいけない気がすることがあります。
信じていたからこそ傷ついた。
それでも相手を責めたくなくて、「私が理解すれば済むこと」と、自分の痛みを小さくしてしまうのです。
けれども、相手に事情があったことと、あなたが傷ついたことは、どちらも事実です。
関係を修復するには、どちらか一方を消すのではなく、二つの事実を同じ場所に置く必要があります。
理由が分かることと、傷が消えることは別です
連絡ができなかった理由。
約束を守れなかった事情。
心ない言葉を口にした背景。
理由が分かり、誤解が解けて、気持ちが少し落ち着くことはあります。
ただし、説明を聞いたからといって、受けた痛みまで自動的に消えるわけではありません。
雨で電車が止まった事情が分かっても、待ち続けた時間がなくならないのと同じです。
「仕方がなかった」と納得することと、「私はつらかった」と認めることは両立します。
相手を理解するために、自分の感情を否定する必要はありません。
相手を責めないために、自分を責めていませんか
人の立場を考えられる人ほど、怒りや悲しみを自分へ向けることがあります。
「期待しすぎた私が悪い」
「もっと早く気づくべきだった」
「あの人も苦しかったのだから、私が我慢しよう」
そう考えれば、相手を悪者にせず、関係が壊れる怖さからも目をそらせます。
けれども、自分だけが痛みを引き受けた関係では、表面上は元に戻っても、心の奥に不信感が残ります。
何かあるたびに以前の出来事を思い出したり、本音を言う前に諦めたりするなら、まだ扱われていない傷があるのかもしれません。
相手を責めることと、自分が傷ついた事実を伝えることも別です。
「許すことと、もう一度信じることは別」の記事もご参考にしてください。
関係を修復するなら、その後の行動を見ます
修復できる関係かどうかは、事情の重さだけでは決まりません。
相手が「そんなつもりではなかった」と自分の意図だけを説明するのか。
それとも、意図とは別に、あなたがどう感じたかを聞こうとするのか。
謝って終わりにするのか。
連絡の仕方や約束の決め方など、同じことを繰り返さないための行動を変えるのか。
見るべきなのは、立派な言葉より、その後の小さな行動です。
すぐに許すか、関係を終わらせるかの二択にする必要もありません。
少し距離を置く。
話す時間を決める。
今後守ってほしいことを伝える。
相手の行動を見ながら、信頼を戻せるか確かめる。
修復とは、傷つく前の状態へ無理に戻ることではなく、起きたことを踏まえて、新しい関わり方をつくることです。
占いで、相手の事情と二人のこれからを分けて見ます
相手の事情が分かるからこそ、自分がどうしたいのか分からなくなることがあります。
鑑定では、相手の今の気持ちや、あの行動が一時的なものだったのか、今後も繰り返しやすいものなのかを見ます。
そのうえで、今話した場合と、何も言わずに我慢した場合では、二人の関係がどう動きやすいのか。
伝えるなら、どの時期に、どのような言葉が届きやすいのかを確かめます。
私は約15年間、カウンセリングやコーチングを通して、相手を理解しようとするあまり、自分の痛みを後回しにする人にも向き合ってきました。
周易や陰陽師カード、数秘術、手相、ダウンジングなどで流れを見るだけでなく、あなたが本当は何に傷つき、これから何を守りたいのかも大切にします。
相手を理解できる優しさは、あなた自身にも向けてよいものです。
事情を分かってあげられることと、傷ついた自分を置き去りにしないこと。
その両方ができたとき、続けるにしても離れるにしても、納得できる選択に近づきます。
あわせてよみたい
兵主部久談(ひょうすべ・くだん)
ほしよみ堂所属、ほしよみ堂町田店に出演。
周易、陰陽師カード、数秘術、手相、ダウンジングなどを使って鑑定しています。
約15年間、人の心と向き合ってきた経験を生かし、相手の気持ちや未来だけでなく、相手の事情を理解するあまり、自分の傷を後回しにしてしまう関係のパターンまで一緒に見ていきます。
「事情は分かるけれど、気持ちがついていかない」
「許したいのか、距離を置きたいのか、自分でも分からない」
そんなときは、相手の事情と自分の痛みを分けて、これからの関係を見てみましょう。
出演日:火・水・木(18時まで)・金・土






