占い師って別に人格者ではないよ。
にんにん、しのびのです。
TIKTOKで暇を見つけては配信をやっているんですけど、
初見さんが、こっちが話しているのに
いきなり「占いしてくれ」ってコメントを入れてくることがあります。
たぶん、その人にも日常生活でいろいろあって、
悩みを抱えていたんでしょう。
そして、たまたま占い師を見つけた。
「ちょうどいいところにいるじゃん!」
って、テンションが上がったのかもしれない。
それ自体は別にいいんですよ。
ただ、私と、それまでいたリスナーからすれば、
挨拶もなく、いきなり「占って」って言った人です。
私はそのとき、他の人たちとおしゃべりを楽しんでいたわけですよ。
そこに突然、「占って」と来る。
いや、私は今、あなたを占うために
ここにいるわけじゃないんですけど。。。
何で私は、見ず知らずの初めましての人の悩みを、
解決できるように背中を押して、
スッキリさせてあげなきゃいけないんでしょう?
私は占いしたがりの練習生ではございません。
こちとら仕事で占いしてるだけです。
なんか、すごいイラッとしちゃうんです。
別にケチなわけじゃありません。
TIKTOKでは、
週の頭には12星座占いを伝えるコーナーをやったりもしています。
そういう時間なら、もちろん占いやりますよ。
でも、それ以外の時間に、
突然やってきて「占って!」と言われてもねって感じです。
たまには話に付き合って、そのまま占うこともあります。
でも、そういう人に限って、終わったあとに「ありがとう」も言えない。
あなたはスッキリしたかもしれない。
さっきまで食いつくように何十分も話してましたもんね。
だから、とても不思議ですよ。
鑑定に不満があったら、
何十分も食いついてコメントしないですもん。
でも、しれっとスッキリしたらいなくなる。
で、私も、それまでそこにいた人たちも、
「今、何を聞かされていたんだろう?」
みたいになるわけです。
アイテム投げていくことすらなかったりします。
こういうことを後日その人にそのまま伝えると、
相手も気まずそうに、
「占い師だから、いいかなと思って……」なんて言うんですよ。
まあ、色々あったんでしょう。100歩譲って、気持ちは分かります。
でもね、
占い師だからって、誰にでも優しく接するわけじゃないですよ。
それに、あなたは特別扱いされてしかるべき人でもないです。
逆に、私のことを一人の人間として、
気持ちよく接してくれますか?って話です。
結構、世の中舐めた人多い印象だったりします。
SNSで炎上する人よりよっぽどタチが悪い人、
いっぱいいるんだなぁーって感じます。
私にも好き嫌いがあります。
疲れているときもあります。
自分が楽しく過ごしている時間を大切にしたいときもあります。
私が大切にしている友人なら、話はまた別です。
その人が困っていたら、できることはしてあげたいと思います。
でも、見ず知らずのよく分からない人が
どうなろうが知ったこっちゃございませんよ。
これ、冷たいと思いますか?
普通ですし、当然のことですよね。
わがままで自己中心的な人は、誰だって好きじゃないですよ。
ここで、世の中のサービス業を考えてみてください。
例えば仮にお金を払ったとしても、
何をしてもいいわけじゃないでしょう。
お金を払ったからって、
相手の時間や人格を好き勝手に使っていいわけじゃない。
占い師にだって同じことですよ。
そして、ここからが本題です。
占い師って、そんなに信用して大丈夫な存在なんですか?
いろんな占い師を見てきましたけど、
私は聖人みたいな占い師に会ったことがありません。
むしろ、バランスの取れた人のほうが少ないと感じています。
そりゃ、表面上はいい顔して優しくニコニコしていますよ。
でも、占い師だからこそ見えてしまう、
占い師のいろんな顔があることも私は知っています。
相談者の弱みに入り込んで、本来伝えるべき核心を伝えず、
悩みの堂々巡りに付き合いながら、
どれだけお金を使わせられるかを考えている人もいる。
怪しい石に「波動を込めた」なんて言って売ろうとしてくる人もいる。
見えもしないものを見えたように話して、
「霊がついている」なんて言い出す人もいる。
呪いを飛ばしまくっている、
なんてことを平気で言う人もいる。
不安になるような話をして、
相談者をノイローゼみたいな状態にして、
そこから依存させようとするようなやり方だってある。
借金までして占いに来ている人に、さらに依存させて、
「これだけ時間を使ったんだから、ちゃんとお金を払いなさい」
と当然のように言える人だっている。
もちろん、占い師も仕事ですから、
お金をいただくこと自体が悪いわけじゃありません。
でも、人の弱さをどう扱うかという話は、また別でしょう。
言われてみれば、そうよね……って感じでしょ。
そして、怖いのはそういう人たちだけじゃありません。
占いのことを理解していないのに、
分かったような顔で話す占い師だっている。
例えば、空亡、大殺界、天冲殺。
こういう言葉ひとつ取ったって、
占い師によって解釈や説明がバラバラだったりします。
じゃあ、本当のところ何なの?
と聞かれて、誰もが納得できるように説明できる
占い師ばかりだと思わないほうがいい。
勉強や習得の度合いなんて、人それぞれです。
わかったふりして適当なこと言う人、結構いますよ。
タロットカードを扱う話でも、
本来、使用する人とカードとの間で契約を結ぶ儀式があります。
この儀式を知らない占い師はいっぱい居て、
使用する人とカードとの契約もできていないまま、
呑気に占いやってるんですよ。
ある意味、タロットカードの無免許運転です。
車の無免許運転同様に、私は怖さを感じてしまいます。
私は占いって、
趣味でちょっとやっているくらいのときより、
理解していけばいくほど、
おっかないものだと感じます。
複雑で奥深い占術の世界を知れば知るほど、
人の心に踏み込むことの重さも感じます。
だからこそ、慎重に向き合うことが大切だと思っています。
これは私自身にも、常に言い聞かせています。
優しい人もいるでしょう。
親切な人もいるでしょう。
ちゃんと勉強している人もいるでしょう。
でも、嫌な人だっている。
自分勝手な人だっている。
お金のことばかり考える人だっている。
人の弱みに入り込む人だっている。
普通の人間なんです。
だから、「占い師だから優しいだろう」と高を括って、
わがままをぶつけていい存在でもありません。
調子に乗っていい相手でもありません。
占い師は奴隷ではありません。
逆に、「占い師が言うんだから正しい」と、
何でも信じていい存在でもありません。
占い師も人間。
あなたも人間。
だったら、まずは人間同士として接すればいいんじゃないですかね。
占い師だからどうこうじゃなくて、
結局、人間同士なんですよ。
占い師は、慈悲深い聖人ではございません。
にんにん