愛藍姫 トリコ
品格を守りたい私と、人生を楽しみたい私一一紫微斗数・2つの主星シリーズ「紫微星・貪狼星同宮」
紫微斗数では、
その人のキャラクターが現れる命宮に
2つの主星がはいることがあります。
2つの星の組み合わせによって、
心に葛藤を抱える方もいると読み取れます。
今回の「紫微斗数・2つの主星シリーズ」は、
紫微星・貪狼星同宮
についてお話しします。
この2つが命宮に同宮すると、
「きちんとしていたい私」と
「もっと自由に楽しみたい私」という、
一見すると正反対にも見える性質が
同居します。
【紫微星――「私は私でありたい」】
紫微星は「帝王の星」とも呼ばれ、
誇りや品格を大切にし、
「自分はどうありたいのか」
という自分なりの美学を持つ星。
そして、陰の土には、
簡単には動じない落ち着きがあります。
人から軽く扱われたくない。
できることなら格好悪いところを
見せたくない。
周囲からどう見られているかを意識しながら、
自分の立場や尊厳を守ろうとします。
【貪狼星――「もっと人生を楽しみたい」】
一方の貪狼星は、陽の木。
人との交流、恋愛、趣味、美しいもの、
楽しいこと、新しい世界への好奇心。
もっと知りたい、経験したい、
もっと楽しみたい。
そんな生命力にあふれています。
人を惹きつける華やかさや愛嬌もあり、
好きなものを見つけると、
そこへ向かって枝を伸ばしていくような
星です。
【陰の土と陽の木
――相克から生まれる心の葛藤】
五行では、
木は土を剋す――「木剋土」
という相克の関係になります。
ここに、紫微星・貪狼星同宮ならではの
心の葛藤が生まれやすくなります。
紫微星は、
「品格を保ちたい」
「簡単には弱みを見せたくない」
「自分の立場を守りたい」
と考えます。
ところが貪狼星は、
「もっと楽しみたい」
「好きなら近づきたい」
「欲しいものは欲しい」
「面白そうならやってみたい」
と心を動かします。
守りたい自分と、欲しがる自分。
ここが、
この組み合わせの大きなテーマのひとつです。
たとえば恋愛でも、
本当は好きなのに、
自分から追いかけるのは格好悪いと
思ってしまう。
会いたいのに、
簡単に「会いたい」と言えない。
嫉妬しているのに、平気な顔をしてしまう。
けれど心の中では、
相手のことが気になって仕方がない。
そんな「プライド」と「欲求」の間で
揺れることもあるでしょう。
【「真面目な人」だけでは終わらない】
紫微星だけを見ると、
堂々としていて落ち着いた印象があります。
けれど、そこに貪狼星が加わることで、
ぐっと人間味が増します。
つまり、
外から見える自分と、
内側にある欲求との間にギャップが
生まれやすい人
ともいえるでしょう。
だからこそ、
「私って、真面目なの?自由なの?」
「落ち着いているの?情熱的なの?」と、
自分自身がわからなくなることもあるかも
しれません。
でも、どちらも本当のあなたです。
【相克は「悪い」という意味ではない】
紫微斗数で相克があるからといって、
悪い組み合わせということではありません。
むしろ、
異なる性質が自分の中に存在するからこそ、
人としての奥行きが生まれます。
紫微星の「自分を律する力」と、
貪狼星の「人生を楽しむ力」。
この2つが
上手に手を取り合えるようになると、
品格があるのに親しみやすい。
しっかりしているのに遊び心がある。
自分の軸を持ちながら、
新しい世界にも飛び込める。
そんな魅力へと変わっていきます。
「欲を持ってはいけない」と
抑え込む必要もありません。
反対に、
楽しさだけを追いかける必要もありません。
自分らしい品格を保ちながら、
人生を思いきり楽しむ。
それが紫微星・貪狼星同宮の
魅力なのだと思います。
【遷移宮に主星がない場合】
今回の組み合わせでは、
遷移宮には主星がありません。
命宮に紫微星・貪狼星という
個性の強い2つの主星を持ち、
向かい側の遷移宮には主星がない。
そのため、外の世界へ出た時に、
「周囲に合わせるべきか」
「自分らしさを出すべきか」
と迷うこともあるかもしれません。
大切なのは、
外側に答えを探しすぎず、
自分の中にある紫微星と貪狼星の両方を
認めてあげること。
きちんとしている自分も、
自由に楽しみたい自分も、
どちらかを消す必要はないのです。
「私はこうあるべき」と自分を縛りすぎず、
「私は本当はどうしたい?」と、
時々、自分の心に問いかけてみてくださいね。
【あなたの中にある「矛盾」は、魅力かもしれない】
紫微斗数で命盤を見ていると、
人は決して一つの性質だけで
できているわけではないことが
よくわかります。
強いのに繊細。
真面目なのに自由。
堂々としているのに、本当は寂しがり屋。
紫微星・貪狼星同宮の方も、
一見矛盾しているような二面性こそ、
その人らしさなのかもしれません。
「どうして私はこんなに気持ちが揺れるんだろう」
「本当の私はどっちなんだろう」
そう感じる時には、
ぜひ紫微斗数の命盤を開くことを
お勧めします。
あなたの中にある葛藤には、
ちゃんと理由があるかもしれませんよ。
紫微斗数を使いながら、
恋愛、仕事、人間関係、適職
そして「あなた自身」についても
一緒に紐解いていきます。
自分の中にある矛盾をなくすのではなく、
その両方を味方につけた時、
あなたらしい可能性が拓けていく。
そんなお手伝いができましたら嬉しいです。
愛藍姫(めらんじ)トリコ






