ミルラ
MYRRHA ( みるら )|正しいのに、なぜか嫌われる。⑤ —— 土星が教える「 我慢 」の盲点。
「 私たちの時代は、
もっと厳しかったよ 」
後輩が仕事のやり方に
ついて疑問を口にすると、
こんな言葉で返す人がいる。
「 これくらい我慢して当然 」
「 みんな、そうやって
覚えてきたんだから 」
「 最近の人は、すぐに
ラクしようとするよね 」
本人は、社会の厳しさ
を教えているつもり
なのかもしれません。
実際、理不尽なことにも
耐え、面倒な仕事を引き
受け、責任を果たして
きたんでしょう。
だからこそ、自分が乗り
越えてきた苦労には意味
があったと思いたい…
けれど、あなたが苦労して
きたことを次の人にも同じ
苦労をさせなければならない
理由になるでしょうか??
我慢してきた人ほど、
我慢させたくなる。
西洋占星術で土星は、責任、
規律、制限、忍耐、社会的な
ルールなどを象徴する天体。
時間を守る。約束を果たす。
簡単には投げ出さず、
地道な努力を積み重ねる。
土星の力が健全に働けば、
信頼される人になり、
長い時間をかけて確かな
ものを築いていけます。
しかし、その厳しさが行き
すぎると自分が守ってきた
ルールを、誰もが守るべき
絶対的な正解だと思い込ん
でしまうことが。
自分は休まず働いてきた。
苦手なタイプの上司にも
我慢して頭を下げてきた。
納得できない決まりごと
にも真面目に従ってきた。
だから、後輩にも
同じことを求める。
効率の悪い慣習を変えようと
する人には「 甘い 」と言い、
新しいやり方を提案する人には
「 これでやってきた 」と返す。
その結果、守られてるのは
本当に必要なルールなのか、
それとも、ただ長年続いて
きただけの我慢なのか。
そこを考えなくなって
しまうのです。
苦労した分だけ、偉く
なれるわけでもない。
厄介なのは、本人が自分
の厳しさを「 正しさ 」だ
と信じ込んでいること。
自分は耐えてきた。
だから、我慢に耐えられ
ない人には、努力が足り
ないと思ってしまう。
同じ仕事でも、時代や
環境が変われば、より
良い方法が見つかる
なんてことはあります。
昔は必要だった苦労が、
今も必要とは限りません。
責任を果たすことも、
努力を続けることも
もちろん大切です。
ただ、自分が苦労して手に
入れたものを他人にも同じ
ような苦労をさせて、
手に入れさせようとする
のは、教育ではなく苦労
の再生産に過ぎません。
あなたが耐えてきたことを、
誰かが耐えずに済む方法を
見つけたなら、本来は喜ば
しいことではないでしょうか。
「 自分たちはもっと大変だった 」
と過去の苦労を持ち出して、今の
人にも同じ負担を求めてしまう。
それでは、いつまでたって
も誰かが我慢し続けること
になりますよね。
土星の本当の強さは、ただ
耐えることではありません。
何を守るべきなのか。
何を変えるべきなのか。
その違いを見極め、必要な
責任を引き受けることです。
自分を鍛えてくれた経験と、
ただ自分を苦しめただけの
慣習を、同じものにしては
いけないのです。
あなたが当然と思っている
そのルールは、本当に今も
必要ですか??
MYRRHA みるら
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