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美月マーシャ

「まだ使える」と、「本当に使いたい」は違う

先日、

引き出しの奥から、

裾が少しよれたTシャツが出てきました。

 

穴は開いていません。

 

着ようと思えば、

まだ着られます。

 

でも、

手に取った瞬間、

「今日は、これじゃないな」

と思いました。

 

以前の私なら、

「まだ使えるし」

そう言って、

また引き出しに戻していたと思います。

 

服だけではありません。

 

少し色あせたハンドタオル。

なんとなく使い続けているバッグ。

書き心地が好きではないペン。

 

壊れてはいないから。

使えなくはないから。

 

そんな理由だけで、

手元に置いているものが、

意外とたくさんありました。

 

もちろん、

ただ古い物を捨てればいい、

という話ではありません。

 

長く使っていても、

気に入っているものはあります。

 

持つたびにうれしくなるなら、

これからも使いたい。

 

でも、

「好きだから使っている」

のではなく、

「まだ使えるから使っている」

 

のだとしたら、

一度立ち止まってもいいのかもしれません。

 

誰かに見せるわけではないから。

家で着るだけだから。

 

そう思って、

気分の上がらないものを選ぶこともあります。

 

けれど、

その服を着て過ごすのは、

自分です。

 

私たちは毎日、

いろいろなものを選びながら暮らしています。

 

服を選ぶ。

食器を選ぶ。

ノートを選ぶ。

 

何を選ぶかには、

自分をどう扱っているかが表れます。

 

本当はこちらを使いたい。

こちらを持ちたい。

 

そう思っているのに、

「もったいない」

「まだ使える」

 

と、自分の気持ちを後回しにしてしまう。

 

すると、

選ぶ基準が

 

「私はどうしたいか」

 

ではなくなっていきます。

 

人生も、

同じではないでしょうか。

 

仕事も。

人付き合いも。

時間の使い方も。

 

「まだ続けられる」

と、

「これからも続けたい」

 

は、同じではありません。

 

だから私は最近、

 

「まだ使える?」

 

ではなく、

 

「今の私が、

気持ちよく選べる?」

 

と、自分に聞くようになりました。

 

Tシャツ一枚で、

人生が変わるわけではありません。

 

でも、

毎日の小さな選択で、

今の自分を後回しにしない。

 

その積み重ねが、

これからの自分をつくっていくのです。

 

 

 

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原宿ほしよみ堂所属占い師

美月マーシャ

役割を脱いで、本音を着る。

自分らしい幸せを、整える。 

 

ロシアで出会った女性たち、

日本茶や季節のこと、

暮らしの中でふと感じた気づきを綴っています。

 

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