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兵主部久談

決められないとき、選択肢より先に「失いたくないもの」を見ます

転職するか、今の会社に残るか。
彼との関係を続けるか、別れるか。
新しいことに挑戦するか、今の生活を守るか。

考えても決められないとき、「もっと情報を集めれば答えが出る」と思うことがあります。

 

長所と短所を書き出す。

人の意見を聞く。

何度も将来を想像する。

それでも決められないのなら、足りないのは情報ではないかもしれません。

 

どちらを選んでも、何かを失うのが怖い。

そのために、選択肢を比べ続けていることがあります。

 

決められないときは、何を選ぶかより先に、自分が何を失いたくないのかを見る必要があります。

選べないのは、どちらにも大切なものがあるからです

たとえば、転職したい気持ちがあるとします。

 

今の会社に残れば、慣れた仕事や安定した収入、人間関係を守れます。

しかし、やりたい仕事に挑戦する機会を失うかもしれません。

 

転職すれば、新しい可能性を得られます。

その一方で、今まで積み上げた評価や安心を手放すことになります。

 

恋愛でも同じです。

彼と別れれば、苦しい関係から離れられるかもしれません。

しかし、好きな人と過ごした時間や、いつか変わるかもしれない未来を失います。

 

関係を続ければ、彼を失わずに済みます。

ただし、自分の時間や安心、本音を大切にする機会を失うこともあります。

 

どちらにも得るものがあり、どちらにも失うものがある。

だから決められないのです。

決めない間は、二つの未来を残しておけます

選ばないでいる間は、「こちらも、あちらも、まだ可能性がある」と思えます。

 

転職活動は続けるけれど、退職は決めない。

別れたいと思いながら、彼の連絡を待つ。

挑戦したいことを調べながら、始める時期は決めない。

迷っている間は、どちらかを完全に失わずに済みます。

 

しかし、決めない間も時間は流れます。

求人の条件が変わる。

二人の関係が同じ形のまま続く。

始めたいことに使える時間や体力が少しずつ変わっていく。

 

決めないことは、何も選んでいない状態ではありません。

今の状態を、もうしばらく続けるという選択でもあります。

 

もちろん、急いで決める必要がない時期もあります。

まだ状況が動いている途中なら、待つことに意味がある場合もあるでしょう。

 

大切なのは、必要な時間を取っているのか、失うことが怖くて決断を先送りしているのかを分けることです。

「失いたくないもの」を具体的にすると、迷いの形が見えます

何を失うのが怖いのでしょうか。

 

お金や仕事でしょうか。
好きな人とのつながりでしょうか。
家族からの信頼でしょうか。
ここまで頑張ってきた自分への評価でしょうか。
選ばなかった未来への可能性でしょうか。

 

表面では仕事や恋愛の選択に見えても、その奥で守ろうとしているものは人によって違います。

 

「転職に失敗したくない」と言いながら、本当に怖いのは収入が減ることではなく、周囲から無謀だと思われることかもしれません。

「彼と別れたくない」と思いながら、失いたくないのは彼自身だけでなく、これまで我慢した時間を無駄にしたくない気持ちかもしれません。

 

失いたくないものが分かると、なぜ決められなかったのかが見えてきます。

そして、その大切なものは、本当に片方の選択でしか守れないのかも考えられるようになります。

占いでは、二つの未来と心が止まる場所を見ます

鑑定では、選択肢を一つずつ未来へ進めて見ていきます。

 

今の会社に残ったとき、仕事や人間関係はどう変わるのか。
転職したとき、生活や自分の力の使い方はどう変わるのか。
彼との関係を続けたとき、相手と自分はどうなっていくのか。
離れたとき、どのような時間を経て、何が戻ってくるのか。

得るものだけでなく、失う可能性があるものも見ます。

 

そのうえで、どちらを選ぶのがよいか、いつ動くのがよいかを具体的に考えます。

未来の比較ができても動けない場合には、決断した瞬間に出てくる怖さも置き去りにしません。

 

私は約15年間、カウンセリングやコーチングを通して、人が分かっていても動けないときの心や無意識の反応に向き合ってきました。

だから、選択肢の説明だけで終わらず、何を失うのが怖くて足が止まるのかまで一緒に見ます。

何も失わない選択を探すと、決められなくなることがあります

大切な選択ほど、何も失わずに済む道はなかなかありません。

だからといって、勢いで手放せばよいわけでもありません。

 

自分が守りたいものは何か。
手放すとしても、納得できるものは何か。
選んだ未来で、何を取り戻したり育てたりできるのか。

そこまで見たうえで決めることが大切です。

 

「どちらが絶対に正しいか」だけを考えていると、答えは遠くなることがあります。

決められないときは、選択肢を増やす前に、自分が何を失いたくないのかを見てみてください。

 

その怖さと二つの未来を確かめながら、今の自分が進む道を一緒に選んでいきましょう。

 

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「正しい答えを探し続けても決められない」

 

兵主部久談(ひょうすべ・くだん)

ほしよみ堂所属、ほしよみ堂町田店に出演。
周易、陰陽師カード、数秘術、手相、ダウンジングなどを使って鑑定しています。

約15年間、人の心と向き合ってきた経験を生かし、二つの未来を比べるだけでなく、決断を止めている不安や無意識の反応を読み解くことを得意としています。

「どちらを選んでも、何かを失いそうで決められない」
「考えるほど選択肢が増えて、動けなくなってしまう」

そんなときは、未来と心の両方を一緒に見ていきましょう。

出演日:火・水・木(18時まで)・金・土

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