「変わりたい」と「今の自分を消したい」は違います
「もっと自信のある人になりたい」
「性格を変えたい」
「今の自分を全部やり直したい」
変わりたいと思うことは、前へ進む力になります。
ただ、その願いの中に「今の自分ではだめだ」という強い否定が隠れていることがあります。
成長したくて変わることと、嫌いな自分を消すために変わることは、同じように見えても向かう先が違います。
変わりたい気持ちには、二つの出発点があります
一つは、今の自分を土台にして、できることを増やしたいという願いです。
人と話せるようになりたい。
新しい仕事に挑戦したい。
苦手な場面でも、自分の気持ちを伝えられるようになりたい。
もう一つは、今の自分を誰にも見られたくない、認めたくないという苦しさから生まれる願いです。
「こんな自分だから愛されない」
「もっと別の人になれば、うまくいく」
そう思うと、変化は成長ではなく、今の自分を罰する作業になってしまいます。
自分を嫌ったままでは、変わっても安心できません
外見を変える。
資格を取る。
働き方を変える。
人に合わせて話し方や振る舞いを変える。
望んだ結果を手に入れても、「まだ足りない」と感じることがあります。
変わる前の自分を否定していると、次は新しい自分の欠点が気になるからです。
褒められても素直に受け取れない。
少し失敗すると元に戻った気がする。
周囲に評価されなければ、変わった意味がないと思ってしまう。
これでは、変化を重ねるほど自分への条件が増えていきます。
必要なのは、今の自分を好きになることだけではありません。
なぜ、その考え方や反応が必要だったのかを知ることです。
傷つかないため、人に嫌われないため、期待に応えるために身につけたものなら、かつては自分を守る働きがあったのでしょう。
残したいものまで、捨てなくて大丈夫です
変わると決めると、過去の自分をすべて否定したくなる場合があります。
しかし、慎重さがあったから避けられた失敗もあります。
人の顔色を見てきたからこそ、気づける変化もあります。
我慢してきた時間の中で、身についた力もあるはずです。
苦しくなったやり方は変えてよい。
それでも、その中で育った感受性や経験まで消す必要はありません。
何をやめたいのか。
何を残したいのか。
これから何を増やしたいのか。
変化を三つに分けて考えると、「別人にならなければ」という焦りが少し静まります。
「分かってるのに変えられないのは意志の弱さではない」の記事もご参考にしてください。
変化は、自分を選び直すことです
変わることは、今までの自分をなかったことにする作業ではありません。
これまで自分を守ってきた方法の中から、もう必要のないものを手放し、これからも大切にしたいものを選び直すことです。
変わった先で、どのような毎日を送りたいのか。
誰に認められたいのか。
その願いがかなわなくても、やってみたいと思えるのか。
答えをたどると、成長したい気持ちと、自分から逃げたい気持ちを分けやすくなります。
占いで、変わった先の自分を見ます
今は、動き始める時期なのか。
何を変えると、流れが動きやすいのか。
今の自分に残したほうがよい力は何か。
選んだ変化の先に、どのような未来があるのか。
占いでは、今のあなたを否定して別人になる方法を探すのではありません。
今いる場所とこれからの流れを見ながら、無理なく変えられる部分と、すでに持っている力を確かめます。
私は約15年間、カウンセリングやコーチングを通して、「自分を変えたい」という言葉の奥にある怖さや自己否定にも向き合ってきました。
今の自分を消さなくても、人は変われます。
何を捨てるかではなく、これからどの自分を選んで生きるのか。一緒に見てみませんか。
あわせてよみたい
兵主部久談(ひょうすべ・くだん)
ほしよみ堂所属、ほしよみ堂町田店に出演。
周易、陰陽師カード、数秘術、手相、ダウンジングなどを使って鑑定しています。
約15年間、人の心と向き合ってきた経験を生かし、未来や動く時期だけでなく、「変わりたい」と思うときに足を止める怖さや、無意識の思考・行動のパターンまで一緒に見ていきます。
「自分を変えたいけれど、何から始めればよいか分からない」
「今の自分が嫌いで、別人になりたい」
そんなときは、消したい自分と、これから育てたい自分を分けて考えてみましょう。
出演日:火・水・木(18時まで)・金・土






