占いは、人生を決めるためではなく、選べる状態に戻るために使いたい
「別れたほうがいいですか」
「この仕事を辞めるべきですか」
「もう一度、彼を信じても大丈夫ですか」
人生を左右することで迷っているとき、はっきりした答えが欲しくなるのは当然です。
私は、鑑定で答えを濁したくありません。
相手の気持ち、これからの流れ、動く時期、選んだ先に起こり得ることを見たうえで、私の判断を具体的にお伝えします。
ただし、占い師が相談者の代わりに人生を決めてよいとは思っていません。
占いは、自分では見えなくなった現在地と選択肢を照らし、もう一度、自分で選べる状態に戻るために使いたいと考えています。
答えを伝えることと、決定を奪うことは違います
「最後はあなたが決めることです」とだけ言われたら、相談した人は困ってしまいます。
それが分からないから、占いに来ているのでしょう。
だから私は、気持ちや未来を見た結果だけでなく、「今は待つより話したほうがよい」「同じ状態が続くなら距離を置くことも考えたほうがよい」と、自分の見立てを伝えます。
以前、離婚する?別れる?信じる?迷っている人に、私は答えを濁しませんでも、その姿勢を書きました。
一方で、「占いでそう言われたから」という理由だけで大切な関係や仕事を手放せば、その決定を自分のものとして受け止めにくくなります。
判断材料を渡しながら、決定を奪わないことが必要です。
迷いが深いときは、選択肢が見えなくなります
強い不安の中にいると、実際には複数の道があっても、一つしかないように感じることがあります。
嫌われたくないから、我慢するしかない。
失敗が怖いから、今の仕事を続けるしかない。
家族を傷つけたくないから、自分の望みは諦めるしかない。
この状態では、「残るか、離れるか」という二択さえ同じ重さで比べられません。
片方が、最初から選べない道になっているからです。
占いで未来を見る意味は、正解を一つに固定することではありません。
残った場合に何が続くのか。
離れた場合に何が変わるのか。
今すぐ動く場合と、準備してから動く場合では何が違うのか。
見えなかった道を、比べられる形に戻していきます。
鑑定では、結果のあとに起こる反応も見ます
私は、まず占いの結果を伝えます。
その次に、その答えを聞いたときに相談者の中で何が起きたかを確かめます。
安心したのか。
怖くなったのか。
納得できないのか。
本当は別の答えを望んでいたことに気づいたのか。
その反応は、本人が何を大切にし、何を失うことを恐れているのかを知る手がかりです。
約15年間、受講生やクライエントから寄せられる相談に向き合い、感情・記憶・身体反応を扱うワークを延べ2万回以上行ってきました。
その経験から、頭で正しいと思う道と、心や身体が受け入れられる道が一致しない場面を数多く見てきました。
結果を押しつけるのではなく、反応の理由を整理し、選択肢を現実の大きさに戻す。
そこまで行って初めて、自分の決断を考えられます。
選べる状態とは、どれを選んでもよいという意味ではありません
選択肢を広げることは、何を選んでも同じだと考えることではありません。
相手が同じことを繰り返しているなら、その事実は軽く扱えません。
未来に強い注意が出ているなら、望む結果だけを採用することもしません。
不利な点も、失うものも、必要な準備も伝えます。
そのうえで、自分が引き受けられる結果と、もう引き受けたくない苦しさを分けます。
選べる状態とは、怖さが完全になくなることではなく、怖さだけに決めさせない状態です。
自分の人生を、自分の選択として進めるために
鑑定では、結果、心理的な反応、現実にある選択肢を順に整理します。
そして最後に、相談者自身が何を選びたいのかを確かめます。
占い師の役割は、「こうしなさい」と人生を支配することでも、「自分で決めてください」と迷いを返すことでもありません。
見えなくなったものを照らし、必要な判断を伝え、自分の人生をもう一度、自分の手に戻すこと。
占いを、未来に従うためではなく、未来を見たうえで選ぶために使いたい。
私は、そのような鑑定をしていきたいと思っています。
兵主部久談(ひょうすべ・くだん)
ほしよみ堂所属、ほしよみ堂町田店に出演。
周易、陰陽師カード、数秘術、手相、ダウンジングなどを使って鑑定しています。
約15年間、人の心と向き合ってきた経験を生かし、相手の気持ちや未来だけでなく、【無意識の思考や行動のパターン】を読み解くことを得意としています。
恋愛や人間関係で、
「なぜ、いつも同じことで悩むのだろう」
「どうして同じような恋愛を繰り返すのだろう」
そんなときは、一緒にその奥を見ていきましょう。
出演日:火・水・木(18時まで)・金・土
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