占いは悩んだ時だけ行くもの?人生を整える「メンテナンス」という考え方
先日、とあるYouTubeを見ていた時のことです。
普段から日常を追いかけているYouTuberなのですが
その時のテーマは「占い」でした。
その中で出演者の一人が、はっきりとこう言いました。
「私は占いって、悩んだ時に行くものだと思ってる。」
その言葉を聞いた瞬間、私は少し考え込んでしまいました。
もちろん、その考え方を否定するつもりはありません。
実際、悩みを抱えて占いに来られる方はたくさんいます。
だからこそ、この考え方はとても一般的なのだと思います。
でも、20年近く占いを学び、多くの方の人生に触れてきた私には、
「占いの価値は、それだけでは語りきれない。」
そう感じたのです。
もし、あなたが車を持っていたとして
壊れてからしか点検しなかったらどうなるでしょう。
エンジンが止まってからオイル交換をする。
タイヤがバーストしてから空気圧を確認する。
そんな乗り方では、安心して長く走り続けることはできません。
「壊れてから直せばいい。」
そう考えて車に乗る人は、あまりいないはずです。
むしろ、「壊れる前に点検しよう」と考える人の方が多いでしょう。
人生も、本来は同じではないでしょうか。
私は占い師を「未来を当てる人」だとは思っていません。
もちろん、未来の流れを読むことはできます。
でも、未来は一つに決まっているものではありません。
だから、「ピンポイントでこうなります。」と
言い切れるものでもないのです。
私は占い師とは、人生をより豊かに
味わうためのガイドだと考えています。
山登りを想像してみてください。
ガイドは代わりに山を登ってくれる人ではありません。
歩くのは本人です。
ただ、
「この道は崩れやすいですよ。」
「こちらの道の方が安全ですよ。」
「今は少し休憩した方がいいですよ。」
そんなふうに、その時々に合った道を一緒に確認し
安全に目的地へ向かうための道案内をしてくれます。
人生も同じです。
決断するのは本人。
行動するのも本人。
占い師が人生を代わりに生きることはできません。
だから私は、お客様が自分らしい人生を歩き続けられるよう
隣で道案内をする存在でありたいと思っています。
そして私は、占いを人生のメンテナンスだとも考えています。
人は生きていると、自分では気づかないうちに考え方が偏ったり
無理を重ねたり、不安を抱え込んだりします。
車で言えば、タイヤの空気が少しずつ抜けているような状態です。
走ることはできます。
でも、そのまま走り続ければ
やがて大きなトラブルにつながるかもしれません。
占いは、その故障を予言するためだけにあるものではありません。
「今の自分は、どこを点検したらいいのか。」
それを一緒に確認する時間なのです。
私は人生には様々な時期があると思っています。
挑戦する時期。
休む時期。
学ぶ時期。
形にする時期。
どの時期にも意味があり、それぞれに合った過ごし方があります。
その流れに無理に逆らい続ければ
心や身体には少しずつ負担が積み重なり
やがて疲れや故障として表れてしまいます。
だから私は、お客様の人生を決めたいとは思いません。
私の役目は、
「今はこんな流れの中にいます。」
「この選択にはこんな可能性があります。」
「焦らなくても大丈夫ですよ。」
そんなふうに、その人が自分で納得し
自分の人生を歩めるよう横で伴走することです。
「占いは悩んだ時だけ行くもの。」
そう思っている方もいるかもしれません。
もちろん、それも一つの使い方です。
でも私は、それだけではもったいないと思っています。
私は、そう言い切れるくらい占いには深い知恵があると感じています。
人生は、悩んでから修理するより
定期的に点検する方が、ずっと安心して歩き続けられます。
壊れてから修理することも大切ですが
壊れないように定期的に点検することは、もっと大切です。
私はそんな時間を、お客様と一緒に作っていきたいと思っています。
未来を当てるためではなく、
自分らしい人生を安心して歩き続けるために。
人生も車も、長く大切に使うには定期的なメンテナンスが欠かせません。
私は、人生にも車と同じことが言えると思っています。
これからも私は
人生のメンテナンスをお手伝いする気持ちで
一人ひとりと向き合っていきたいと思っています。
にんにん