ミルラ
MYRRHA ( みるら ) | 水星逆行の終わりに起こる「 留 」 ── 蟹座で立ち止まる時間。
水星逆行も、いよいよ終盤へ。
2026年6月30日から始まった
今回の蟹座での水星逆行は、
7月24日に終了します。
ただ、水星は逆行を終えた瞬間に、
すぐ順行へ戻るわけではありません。
逆行から順行へと方向を変える前後、
水星は地球から見ると、ほとんど動きを
止めたように見える時間を迎えます。
この状態を、西洋占星術では
「 留( ステーション) 」と呼びます。
「 留 」は水星に限らず、逆行
する天体が逆行を始める前後と
終える前後に起こるもの。
天体が方向を変える境目の時間なのです。
では、なぜ水星の「 留 」は、私たちの
日常に影響が出やすいのでしょうか。
水星は、他の天体と比べて
動きが速い天体。
思考、言葉、情報、通信、交通、
移動、仕事のやり取りなど、
私たちの日常に深く関わっています。
そのため、水星が方向転換する「 留 」
の前後は、情報の行き違いや連絡ミス、
予定の変更、交通の乱れ、システムの
不具合など、水星が象徴する事柄に関する
出来事が起こりやすいとされています。
水星だけではなく、他の天体も
逆行が始まる前後や、終わる前後
にも注意が必要だと言われるのは、
この「 留 」の時間があるためです。
今回、水星が逆行したのは蟹座でした。
蟹座は、家族、身近な人、居場所、安心感、
過去の記憶、心のよりどころを象徴するサイン。
そのため今回の水星逆行では、家族や
身近な人との関係性を振り返ったり、
過去の出来事や、かつて交わした言葉を
思い出してしまったり…
「 自分にとっての本当の安心とは何か 」
そんなテーマが浮かび上がったかもしれません。
2026年の水星逆行には、もうひとつ
興味深い流れがあります。
今年の水星逆行は、蟹座、蠍座、魚座という
「 水のエレメント 」のサインで起こります。
水星は「 考える 」「 学ぶ 」「 話す 」
「 伝える 」「 情報を整理する 」天体。
水のエレメントは「 感情 」「 記憶 」
「 共感 」「 深い結びつき 」など、
目に見えないものと関わりの深いエレメント。
思考で情報を整理するだけではなく、
感情や記憶、心の奥にあるものを
見つめ直すような流れとも重なります。
言葉にできなかった感情。
もう終わったと思っていた記憶。
心のどこかに残っているもの。
そうした「 まだ言葉になっていないもの 」が、
浮かび上がりやすい1年なのかもしれません。
今回の蟹座の水星逆行で振り返ったものは、
すぐに答えを出す必要はないと思います。
水星が「 留 」の時間を迎えるように、
私たちも立ち止まる時間があっていい。
本当に伝えたいことは何なのか。
自分が安心できる場所はどこなのか。
これから、どんな言葉を選び、
誰と何を共有していきたいのか。
立ち止まっているように見える時間も、
次の方向へと進むための準備は、
きっと静かに進んでいるはずです。
MYRRHA みるら
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