曽我部 キキョウ
世界は3つでは足りない ~それでも人は3つで理解する
地球は何でできているの。
子どもがそう尋ねたら、
あなたは何と答えるでしょう。
空と陸と海。
人間の一生って何。
生まれて、生きて、死ぬんだ。
恋愛ってさ、結局
出会って、恋して、別れる、だよね。
どれも間違いではありません。
けれども、地球も一生も恋愛も
本来はもっと複雑です。
ところがなぜか、人は物事を
三段階で要約してしまいます。
このような例は枚挙に暇がありません。
調理、食事、排せつ。
買う、使う、捨てる。
一体、途中はどこへ行ったのでしょう。
また、スピーチなどでも、
「まとめると、ポイントは3つ」とか、
色を作るためには「三原色」があればいい、とか
時間の言い方も、「現在、過去、未来」の3つ。
3という数字は、人にとって特別だ。
という見解がありますが、
ではなぜか。
実はよく分かっていません。
けれども、異なる分野で見ても、
何かにつけ「3つ」は出てきます。
変な例ですが、昔の遊びは
飲む、打つ、買う、でした。
いやいや、他にもあるでしょ。
そう思っても、三拍子なわけです。
他にも、思い当たることはありますよね。
ここまでくると、偶然では片付けられません。
脳の仕組みの話は
専門の方に任せるとして。
覚えやすいから。
物事の循環を表しているから。
神聖な数字だから。
これだけでは済まない何かが、
3という数字にあるのか、
それとも別の理由なのか。
気になるところではありますが
ここははっきり言って、
結論が出ません。
ただ、確実に言えることはあります。
人は現実をそのまま認識せず、
理解できる大きさに折り畳んで
世界を見ているのではないでしょうか。
つまり、人間は世界を簡単に理解するために
無意識のうちに
物事を3つという形に
要約しているのかもしれません。
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