美月マーシャ
「できない」は、向いていない証拠ではない
今日、久しぶりに、
昔よく作っていたお菓子を作りました。
レシピも、
材料も、
あの頃と同じ。
だから当然、
同じようにできると思っていたんです。
でも、できあがったものを見て、
少し笑いました。
味はいい。
食感も悪くない。
でも、
見た目がなんとも惜しい。
日本茶インストラクターの資格を取ったあと、
お茶に合うお菓子を、
あれこれ作っていた時期がありました。
米粉や甜菜糖、
おからパウダーなどを使った、
食べたあとの罪悪感が少ない、
ちょっと軽いお菓子です。
当時何度も試作して、
「これは、なかなかいいのでは」
と思えるレシピが、
3つほどできました。
身近なママ友に作り方を教えると、
評判も上々。
このまま何かになるのかも、
なんて少し思いましたが、
その後は続きませんでした。
忙しかったのか、
別のことに興味が移ったのか。
たぶん、
その両方です。
前は毎日のように作っていたので、
生地のまとまり具合も、
形を整える加減も、
手がわかっていました。
でも長く作らないうちに、
その感覚が鈍っていたようです。
そういえば、
ロシア語も同じです。
モスクワにいた頃は、
買い物や移動など、
日常生活では困りませんでした。
必要に迫られていたので、
毎日のように使っていたからです。
でも今は、
知っているはずの言葉も、
すぐには出てこなくなりました。
車の運転もそう。
やらなくなると、
感覚が遠のき、
少しずつできなくなる。
当然のことなのに、
意外と忘れているものです。
反対に考えれば、
今できないことも、
繰り返せば、
少しずつできるようになる。
以前の私は、
何かを始めてうまくいかないと、
「私には向いていない」
と、早々に決めていました。
まだ数回しかやっていないのに、
長く続けている人のようにできないと、
がっかりしていたのです。
でも、
慣れていないことと、
向いていないことは、
同じではありません。
もちろん、
何でも続ければいい、
という話でもありません。
やってみて、
やっぱり違うな、
と思うこともあります。
ただ、
向いているかどうかを決めるには、
少し回数が必要なこともある。
今日のお菓子作りは、
人に見せられるような
仕上がりではありませんでした。
それでも食べてみたら、
ちゃんと、
懐かしい味がしました。
もう何度か作れば、
感覚も、
少しずつ戻るでしょう。
昔うまくできずに諦めたことの中にも、
向いていなかったのではなく、
判断が少し早かっただけのものが、
あるのかもしれませんね。
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原宿ほしよみ堂所属占い師
美月マーシャ

役割を脱いで、本音を着る。
自分らしい幸せを、整える。
ロシアで出会った女性たち、
日本茶や季節のこと、
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