アネモネ雨依|PMS(月経前症候群)が人格を豹変させる~「仕方ない」で終わらせないで~
「生理前になると別人みたいになる。」
そんな風に感じることはありませんか?
普段なら笑って流せることが許せない。
大好きな人に冷たい言葉をぶつけてしまう。
イライラして、自分でも止められない。
そして、生理が始まる頃には我に返り
「なんであんなことを言ってしまったんだろう」と深く後悔する。
PMSは、ただ気分が落ち込むだけではありません。
心の奥にしまい込んできた感情まで、
表面に押し上げてしまうことがあるのです。
私自身、PMS(月経前症候群)には長年苦しんでいます。
20代の精神的な不調が強かったころはもちろん
今でも生理が近づくと
イライラがひどくなるし、考えが極端になるのを実感します。
今回は、そんなホルモンバランスが影響する女性ならではの心の動きと
コントロール不能な状態に陥ったときの気持ちの持ち方についてお伝えします。
PMSは隠した本音をあぶりだす
私たちは毎日、人間関係を円滑にするために我慢をしています。
「嫌だけど言わない。」
「本当は寂しい。」
「もっと分かってほしい。」
「頑張りすぎている。」
そんな小さな感情を積み重ねながら生活しています。
PMSになると
女性ホルモンの変化によって感情のコントロールが難しくなり、
普段なら抑えられる気持ちがあふれやすくなることがあります。
だから、怒りだけではなく、悲しみや寂しさ、不安まで一気に押し寄せてくる。
気付いていても、心にしまいこんで
見て見ぬふりをしてきた感情が
蓋を出来なくなる。
視点を変えれば
あなたが向き合うべきサインを教えてくれているとも言えます。
心が「もう限界だよ」「無視しないで」と
伝えてくれているのです。
本音を責めるのではなく、受け止める
PMSの時に出てきた感情を、
そのまま不満のある相手へぶつけてしまうと
お分かりの通り、必ず後悔につながります。
でも、
その感情を「こんなこと思っちゃダメ」と否定する必要はないのです。
イライラの奥には、
「助けてほしい。」
「一人で頑張りたくない。」
「もっと大切にしてほしい。」
そんな小さな願いが隠れていることも少なくありません。
感情が大きく動いたときにこそ
「私は本当は何を求めているんだろう」と一度立ち止まってみること。
ノートに書き出してもいい。
信頼できる人に落ち着いて話してもいい。
温かい飲み物を飲みながら、自分の気持ちを眺めるだけでも構いません。
その感情の渦の中にいたら
難しいかもしれませんが
練習を重ねること。
私もその練習中です。
これは、大切な人との関係を壊さないためにも必要ですが
自分が何を求めているのか
心の声に耳を傾ける、そして掬い上げて
自分の味方になるために必要なことなんです。
PMSは敵ではありません。
自分を苦しめている原因や、
本当は大切にしたかった想いを教えてくれる時間でもあるのです。
もし毎月苦しんでいるとしたら、
それは「あなたがおかしい」のではなく、
「あなた自身をもっと大切にしてほしい」という心からのメッセージ。
PMSで揺れる自分を責める気持ちをそっと置いて
その奥にある本音に優しく耳を傾けてみてください。
きっとそこには、
今まで見過ごしてきた「本当のあなた」が、静かに待っています。
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