夫が優しいほど、妻は不安になる。年の差夫婦の「愛してる」が噛み合わない理由
夫が優しいほど、妻は不安になる。――年の差夫婦の「愛してる」が噛み合わない理由
「嫌われたなら、まだ諦められる。」
「いちばん苦しいのは、優しいのに気持ちがわからないこと。」
年の差夫婦の相談では、ときどきこんな矛盾が起こります。
夫婦なのに、相手の心だけが“遠距離恋愛”になっている。
そして、その原因は年齢差そのものではなく、
「愛し方の時差」なのかもしれません。
10歳、15歳、20歳と年齢が離れている夫婦。
付き合っている頃は、
「自分にないものを持っている」
という違いに惹かれたはずなのに、結婚すると、その違いが突然、不安に変わることがあります。
年上の夫は、
「ちゃんと働いている」
「生活費を入れている」
「浮気もしていない」
「家に帰っている」
だから、
「愛していることくらい、わかるだろう」
と思っている。
ところが年下の妻は、
「好きって言ってくれなくなった」
「昔みたいにデートしてくれない」
「LINEも短くなった」
だから、
「もう女性として見られていないのでは?」
と不安になる。
同じ家に住んでいるのに、二人が受け取っている「愛情」はまるで別物です。
私はこれを、
「夫婦の愛情に時差がある状態」
だと思っています。
年上側は「安心」を愛情として渡している。
年下側は「ときめき」を愛情として受け取りたい。
どちらも間違っていません。
ただ、通貨が違うのです。
日本円を渡している人に、
「どうしてドルをくれないの?」
と言っているようなもの。
だから年の差夫婦ほど、
「愛されている・愛されていない」
だけで関係を判断しないことが大切です。
相手は、
どんな方法であなたを愛しているのか。
そこを見る必要があります。
そして占いで「相手の気持ち」を見るときも、
「好きですか?」
だけでは少しもったいない。
「相手は私との関係に何を求めていますか?」
「相手が言葉にできていないことは?」
「二人の間ですれ違っているものは?」
そこまで見ていくと、カードの意味は大きく変わります。
相手の気持ちがわからなくなったとき、
年齢差を疑う前に考えてみてください。
もしかすると二人の愛がなくなったのではありません。
ただ、
あなたは“言葉”で愛を待ち、
相手は“生活”で愛を渡している。
そんなすれ違いなのかもしれません。
年の差夫婦に必要なのは、
年齢差を埋めることではありません。
二人の「愛してる」の翻訳をすること。
相手の気持ちを知るというのは、心を覗き見ることではなく、
「この人は、どんな方法で私を大切にしているのだろう」
と読み解いていくことなのだと思います。






