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美月マーシャ

日本茶を淹れる5分が、自分に戻る時間になる

 

心が少し落ち着かない日があります。 

 

何か大きなことがあったわけではないのに、

気持ちだけが先に走っているような日。

 

そんなとき、私は日本茶を淹れます。

 

急いで飲むためではなく、

自分の感覚を取り戻すために。

 

ロシアから帰国したあと、

私は日本茶インストラクターの資格を取りました。

 

もともと日本茶が好きで、

もっと深く知りたいと思ったからです。

 

そして、

日本茶にあまり馴染みのない方や、

日本を訪れた海外の方にも、

日本独自のお茶の文化を伝えられたら。

 

そんな気持ちもありました。

 

でも、たぶん一番奥にあったのは、

もっと単純なことです。

 

ただただ、

日本茶を淹れる時間が好きだったのです。

 

その日の気分で、

飲みたいお茶を選ぶ。

今日は濃厚な深蒸し煎茶がいいのか。

さっぱりとした浅蒸し煎茶がいいのか。

 

香ばしいほうじ茶に、

ほっとしたい日もあります。

 

茶葉をスプーンに取り、

香りを深く吸い込む。

 

急須に茶葉を入れる音。

お湯を注ぐ音。

 

湯気の向こうに、

ふわりと立ち上がる香り。

 

茶碗に注がれたお茶の色を眺める時間。

 

お茶の世界では、

淹れたお茶の色を「水色(すいしょく)」といいます。

 

この水色を見るのが、

私はとても好きです。

 

淡い山吹色。

明るい黄金色。

深みのある緑色。

 

茶葉によって違いがありますが、

同じ茶葉でも、

お湯の温度や待つ時間で、

表情が変わります。

 

人の心も、

日によって波があります。

 

いつも元気でいられる日ばかりではないし、

同じ自分でも、

感じ方が変わる日があります。

 

お茶を淹れる時間は、

正味5分もかかりません。

 

けれど、

その5分の中に、

香りがあり、

音があり、

色があり、

手の感覚があります。

 

ふだん頭の中でやることばかり考えていると、

自分が今どう感じているのか、

わからなくなることがあります。

そんな時こそ、

一杯のお茶を淹れる。

 

茶葉を見る。

香りを吸う。

お湯の音を聞く。

茶碗を手に取る。

口に含んだときの味を感じる。

 

それだけで、

散らばっていた意識が、

少しずつ静まってきます。

 

これが、私にとっての

小さなマインドフルネスです。

 

難しいことをしなくても、

今ここに戻る時間は作れます。

 

特別な道具をそろえなくても、

完璧な作法でなくてもいい。

 

大切なのは、

その数分を雑にしないこと。

 

誰かのためではなく、

まず自分のためにお茶を淹れること。

 

暮らしを大きく変えなくても、

心の向きを変えることはできます。

 

たった一杯のお茶で、

呼吸が深くなる。

 

目の前の時間に、

ちゃんと戻ってこられる。

 

だから私は、

日本茶を淹れる5分を大切にしています。

 

忙しい日も。

少し疲れた日も。

なんとなく心が落ち着かない日も。

 

お茶を淹れる時間は、

「今の私」に戻るための、

小さな入り口なのです。

 

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原宿ほしよみ堂所属占い師

美月マーシャ

 

平凡な日常に、スパイスを。

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日本茶や季節のこと、

暮らしの中でふと感じた気づきを綴っています。

 

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