茶灯ぼたん
期待された男の子ではなかった私が、占い師になるまで
〜農家の三女として生まれて〜
先祖代々続く農家の三女として生まれました。
当時は男の子の後継ぎという考えが強く残っていました。
私がお腹にいる時は、産婦人科の先生から、
「心臓の音が大きいから、男の子だろう」
と言われたこともあり、3番目にしてやっと男の子だと期待されていたという話を、子どもの頃に度々聞かされました。
けれど私は、「後を継ぐ男の子」ではありませんでした。
出産してすぐ母は祖母から
「後継ぎはどうするね?」
と言われたそうです。
幼い頃から、笑い話として語られていた
私の出生エピソードを聞くたびに、
胸の奥が少しチクリとして、
申し訳ない気持ちや、
どこか居場所がないような気持ちを
抱えながら育った気がします。
期待に応えられていないような感覚。
ここにいていいのかという感覚。
だからこそ私は、周りの空気を読むことが
癖になりました。
誰かが困っていないか。
自分で良かったと思われたい。
自分が何とかしなければ。
そんなふうに、自分の存在価値を認めてもらいたくて、
周りを優先して生きてきたように思います。
でも今振り返ると、その“生きづらさ”があったからこそ、人の心の小さな揺れに気付けるようになったのかもしれません。
次回は、
三女の私がかかえていたもの 〜長女編〜
について書こうと思います。
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