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茶灯ぼたん

期待された男の子ではなかった私が、占い師になるまで

三女の私が抱えていたもの 〜長女編〜

私の田舎では、子どものお祝い事は主に長子だけでした。 ですから、家に残っている写真も長女が中心で、次女、三女になるにつれて少なくなっていきます。 それが当たり前だと思って育ちました。 それでも時々、「赤ちゃんの頃の私はどんな顔をしていたんだろう」と思うことがあります。 写真が少ないことは仕方のないことだったのかもしれません。 けれど、どこか寂しさも感じていました。  
  そんな環境で育った三人姉妹。 同じ家で育ったのに、それぞれ驚くほど性格が違いました。 長女は活発で、周囲からは「じゃじゃ馬娘」と言われるような子でした。 中学生になると生徒会長も務め、行動力があり、人の前に立つことを恐れない存在でした。 しかし、その強い性格ゆえに先輩から目を付けられ、意地悪を受けることもありました。 私にはいつも強く見えていた長女ですが、心を病んでしまった時期もあります。 人から見える姿と、本当に抱えている苦しさは違うのだと、今になって思います。  
  そんな長女は独立心が強く、「田舎を出たい」という思いを持っていました。 高校卒業後は関東の大学へ進学し、そのまま関東で就職、そして結婚しました。 長女らしい人生だったと思います。 けれど、その姿を見ていた私は、別の思いを抱くようになりました。 「長女が家を出たのだから、私が家を見なければいけない。」 誰かに言われたわけではありません。 けれど、いつの間にかそんな思いが私の中に根を張り始めていました。 三女だったはずの私が、少しずつ家族を背負おうとしていたのです。 その気持ちは、この後の人生に大きな影響を与えていくことになります。     次回は、 三女の私が抱えていたもの 〜次女編〜 について書こうと思います。
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