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美月マーシャ

親になって気づいた、いい意味での諦め

夏休み中の娘を連れて、

妹の家へ遊びに行きました。

 

妹には、

娘と歳の近い子どもが二人います。

 

子どもが三人集まれば、

それはもう、にぎやかです。

 

いや、

にぎやかという言葉では、

足りないかもしれません。

 

みんなで出かけようと、

屋内遊技場やゲームセンターなど、

いくつか候補を出したのですが、

 

まず、

行き先が決まりません。

 

「あそこがいい」

「私はこっち」

「そこはイヤだ」

 

それぞれに希望があり、

さらに条件まで出してきます。

 

ひとりが納得したと思ったら、

今度は別のひとりが不満そう。

 

話がまとまりかけては戻り、

泣いたり、笑ったり。

 

大人たちは、

そのやり取りに付き合いながら、

どうにか意見をまとめました。

 

ようやく出発したあとは、

子どもたちは遊びにも全力です。

 

走る。

笑う。

大きな声で応援する。

ゲームに負ければ、

本気で悔しがって泣く。

 

さっきまで不貞腐れていたのに、

次の遊びを見つけたら、

もう夢中になっています。

 

そして、

ちょっとした不注意から、

落とし物まで発生。

 

一日のドタバタを振り返りながら、

妹とこんな話をしました。

 

「独身時代にこんなことあったら、

絶対イライラしていたよね」

 

「でも今は、

こんなの毎日のことだから、

受け流せるようになったよね」

 

たしかに。

予定どおりに進まない。

急に誰かが泣く。

探し物が始まる。

 

昔の私だったら、

せっかく出かけたのだから、

スムーズに動きたい。

時間も無駄にしたくない。

 

だから、

思いどおりにいかないたびに、

ひとりで疲れていたと思います。

 

でも今は、

 

「まあ、こうなるよね」

 

と思えることが増えました。

 

子どもの予想外に、

何度も付き合っているうちに、

少しずつ慣れたのでしょう。

 

親になると、

忍耐力がつくといいますが、

私の場合は、

いい意味で諦めがよくなったのかも。

 

何もかも、

こちらの思いどおりには進まない。

 

だったら、

いちいち腹を立てるより、

今できることをしたほうが早い。

 

そんな感覚が、

いつの間にか身についていました。

 

子どもたちと過ごした、

かしましい一日。

 

楽しい思い出ができただけでなく、

昔なら振り回されていた場面で、

案外ふつうに笑っている自分にも

気づきました。

 

自分の変化は、

何か特別なことを

成し遂げた時だけでなく、

 

こういう何気ない日にも、

ふと見つかるものなのかもしれません。

 

 

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原宿ほしよみ堂所属占い師

美月マーシャ

 

役割を脱いで、本音を着る。

自分らしい幸せを、整える。 

 

ロシアで出会った女性たち、

日本茶や季節のこと、

暮らしの中でふと感じた気づきを綴っています。

 

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