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島郷かっぱ

小倉南区・高蔵山堡塁跡 ~自分を守ることは、逃げることではない~

こんにちは。

若松生まれの占い師、島郷かっぱです。

これまで、学生時代を過ごした小倉南区の自然や歴史ある場所を巡りながら、人生について書いてきました。

今回紹介するのは、

高蔵山堡塁跡(たかくらやまほうるいあと)。

高蔵山の山中に残る軍事遺構です。

今では緑に囲まれた静かな場所ですが、そこには、この地域が歩んできた歴史の痕跡が残されています。

 

今回のテーマは、

「自分を守ることは、逃げることではない」

です。

 

高蔵山に残る歴史の跡

高蔵山は、小倉南区の沼地区にあります。

現在、高蔵山の中腹には高蔵山森林公園が整備され、北九州市も散歩や山登りなどを楽しめる場所として紹介しています。

高蔵山森林公園は9.3ヘクタールあり、街の騒がしさから離れて森林浴などを楽しめる場所です。

その高蔵山には、

高蔵山堡塁跡

という歴史の痕跡があります。

北九州市が制作した「小倉みなみ物語 歴史と文化の映像アーカイブ」でも、高蔵地区の見どころの一つとして「高蔵山堡塁」が紹介されています。

「堡塁」とは何だろう

「堡塁」という言葉は、

普段の生活ではあまり聞きません。

簡単にいえば、

敵から地域や重要な場所などを守るために築かれた防御施設です。

高蔵山には、現在もその歴史を伝える遺構が残っています。

今の静かな山の姿だけを見ていると、

かつて軍事的な役割を持った場所だったとは想像しにくいかもしれません。

歴史を知ることで、

同じ風景が少し違って見えてきます。

「守る」という言葉から考える

堡塁は、

何かを守るためにつくられたものです。

そこから私は、

人生における、

「自分を守る」

ということについて考えました。

私たちは、

頑張ることについては、

よく教えられます。

諦めない。

逃げない。

最後まで頑張る。

我慢する。

もちろん、

それが必要なときもあります。

でも、

人生には、

自分を守ったほうがいいときもあります。

前回は「一歩踏み出すこと」について書きました

前回の占い記事では、

「今の環境を変えたい。でも一歩踏み出すのが怖い。動くならいつ?」

というテーマについて書きました。

環境を変えることは、

勇気が必要です。

特に仕事では、

「辞めたら逃げたことになる」

と考えてしまう人がいます。

でも、

本当にそうでしょうか。

逃げることと、自分を守ること

苦手な仕事だから、

すぐに辞める。

嫌なことが一度あったから、

全部投げ出す。

それとは別に、

明らかに自分をすり減らしている環境から離れることがあります。

何をしても否定される。

毎日のように強いストレスを感じる。

人間関係で疲れ切っている。

自分らしさを失っている。

そんな状態でも、

「逃げてはいけない」

と耐え続ける必要があるのでしょうか。

私は、

自分を守るために離れることも、一つの選択

だと思っています。

タロットの「ワンドの9」

自分を守るというテーマから、

私が思い浮かべるカードの一つが、

「ワンドの9」

です。

これまで何度も戦ってきた。

傷ついている。

それでも、

まだ立っている。

警戒。

防御。

粘り強さ。

そんな意味として読むことがあります。

このカードを見ると、

私は、

「もう十分頑張ってきたのでは?」

と考えることがあります。

頑張る人ほど、自分の限界に気づきにくい

真面目な人ほど、

「まだ頑張れる」

と思います。

周りはもっと大変だから。

自分だけ弱音を吐いてはいけない。

迷惑をかけてはいけない。

もう少しだけ頑張ろう。

そうやって、

限界を少しずつ超えてしまうことがあります。

でも、

限界まで頑張ることだけが、

立派な生き方ではありません。

心にも「堡塁」があっていい

高蔵山に堡塁が築かれたように、

人間にも、

自分を守る境界線が必要なのかもしれません。

これは嫌です。

ここまではできます。

これ以上は難しいです。

今日は休みます。

少し距離を置きます。

助けてください。

そう言えること。

それも、

心の堡塁ではないでしょうか。

タロットの「皇帝」

もう一枚、

守るというテーマから思い浮かぶのが、

「皇帝」

です。

秩序。

安定。

責任。

境界線。

自分の場所を守る。

そんな意味として読むことがあります。

人に優しくすることは大切です。

でも、

優しさと、

何でも受け入れることは違います。

自分の境界線を持つ。

それも、

人間関係では大切です。

恋愛にも「守るべきもの」がある

恋愛では、

好きな人のためなら、

我慢してしまうことがあります。

連絡が来るまで待つ。

相手の都合に合わせる。

嫌なことを言われても、

「好きだから」

と許してしまう。

でも、

恋愛は、

自分を壊してまで続けるものではありません。

相手を大切にすることと、

自分を大切にすること。

どちらも必要です。

人間関係では「距離」が自分を守ることもある

苦手な人と、

無理に仲良くする必要はありません。

仕事なら、

必要な会話はする。

挨拶はする。

業務連絡はきちんとする。

でも、

それ以上は深入りしない。

そんな距離の取り方もあります。

以前の記事でも書きましたが、

距離を置くことは、必ずしも逃げではありません。

四柱推命から自分の「守り方」を考える

四柱推命では、

人によって性質が違います。

周囲の影響を受けやすい人。

自分の考えを強く持つ人。

人に頼られると断れない人。

一人の時間が必要な人。

誰かと一緒にいることで元気になる人。

それぞれ違います。

だから、

自分を守る方法も、

みんな同じではありません。

一人になることで回復する人もいれば、

誰かに話すことで回復する人もいます。

大切なのは、

自分はどうすれば回復できる人なのかを知ること

だと思います。

守りすぎると、外へ出られなくなる

ただし、

守ることにも注意があります。

傷つくのが怖い。

失敗するのが怖い。

嫌われるのが怖い。

そう思って、

誰とも関わらない。

何にも挑戦しない。

ずっと同じ場所から動かない。

そうなると、

自分を守るためにつくった壁が、

今度は自分を閉じ込めてしまうことがあります。

タロットの「ソードの8」

そんなとき、

思い浮かぶのが、

「ソードの8」

です。

動けない。

制限されている。

思い込み。

自分には選択肢がないと思っている。

そんな意味として読むことがあります。

「ここから出られない」

と思っている。

でも、

本当にそうでしょうか。

少し視点を変えると、

出口があるかもしれません。

守るための壁と、閉じ込める壁

人間には、

自分を守るための壁が必要です。

でも、

高すぎる壁は、

新しい人との出会いまで遮ってしまいます。

仕事でも、

「もう失敗したくない」

と思って、

何にも挑戦しなくなる。

恋愛でも、

「もう傷つきたくない」

と思って、

誰にも心を開かなくなる。

自分を守りながら、

必要なときには門を開く。

そのバランスが大切なのだと思います。

高蔵山森林公園から山を見上げる

現在の高蔵山は、

かつての軍事的な役割だけで語られる場所ではありません。

高蔵山森林公園は、風倒木の災害跡地を復旧し、針葉樹から広葉樹への転換を図りながら、市民が利用できる里山を目指して整備された場所です。

ここが、

とても印象的です。

かつて何かを守るための施設が置かれた山。

そして現在は、

人々が自然の中で心や体をリフレッシュできる場所になっています。

場所の役割も、

時代とともに変わります。

人間も役割を変えていい

私たちも同じです。

ずっと会社員でなければならない。

ずっと同じ仕事をしなければならない。

ずっと誰かを支える側でなければならない。

そんな決まりはありません。

今まで頑張ってきた役割を、

降りてもいいときがあります。

自分を守った先に、新しい道がある

自分を守るというと、

後ろ向きに聞こえるかもしれません。

でも、

自分を守れたからこそ、

次へ進めることがあります。

休んだから、

また働ける。

距離を置いたから、

冷静になれた。

会社を変えたから、

自分の力を発揮できた。

一つの恋を手放したから、

次の出会いがあった。

守ることは、次へ進むための準備になることがあります。

島郷かっぱからひとこと

高蔵山堡塁跡という場所から、

今回は、

「守る」ということについて考えてみました。

人生では、

前へ進むことばかりが評価されます。

挑戦する。

頑張る。

諦めない。

それも大切です。

でも、

人生は長い。

ずっと攻め続けることはできません。

守るときも必要です。

休む。

断る。

離れる。

助けを求める。

環境を変える。

それも、

自分の人生を守るための立派な選択です。

前回、

「今の環境を変えたい。でも一歩踏み出すのが怖い」

という話を書きました。

環境を変える理由は、

夢へ向かうためだけではありません。

自分を守るために、

場所を変えることだってあります。

それを、

すべて「逃げ」と呼ばなくてもいいのではないでしょうか。

ただし、

守るためにつくった壁の中に、

自分自身を閉じ込めないこと。

休んだら、

また外を見てみる。

少し元気になったら、

次の道を探してみる。

自分を守ることは、逃げることではありません。

守ることも、

前へ進むことも、

どちらも人生には必要です。

高蔵山に残る歴史の跡から、

そんなことを考えました。

若松生まれの占い師、島郷かっぱでした。

それでは、また。


高蔵山を訪れる際には

北九州市は高蔵山森林公園を散歩や山登りなどに利用できる場所として紹介していますが、企救自然歩道へのアクセスについては「健脚向けで注意が必要」としています。

また、市が2013年に制作したウォーキング資料では、高蔵山森林公園から約1時間登った場所に砲台跡があると紹介されています。

山中の史跡ですので、訪問する場合は天候や登山道などの最新状況を確認し、立入禁止・通行禁止となっている場所には入らないようにしてください。

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