茶灯ぼたん
「嫌われたかもしれない」その答え、本当に合っていますか?
誰かと話しているとき、
いつもより返事がそっけなかった。
目が合ったのに、すぐにそらされた。
いつもなら笑ってくれるのに、今日は笑ってくれなかった。
そんな小さな変化に気づいたとき、
「私、何か悪いことをしたかな?」
「もしかして、嫌われてしまった?」
そんなふうに考えてしまうことはありませんか?
相手に直接何かを言われたわけではない。
嫌われていると確かめたわけでもない。
それなのに、一度そう思ってしまうと、頭の中でいろいろな想像が膨らんでいく。
さっきの会話を思い返して、
「あの言い方がいけなかったのかな」
「余計なことを言ってしまったかな」
と、自分の言動を何度も振り返ってしまう。
そして、気づけば、
「きっと嫌われたんだ」
という答えにたどり着いてしまうのです。
でも、ちょっと待ってください。
その答え、本当に合っているのでしょうか?
事実と、自分の想像は違うもの
例えば、いつもより相手の返事がそっけなかったとします。
これは、あなたが実際に感じたことです。
でも、そこから先の、
「私のことが嫌いになったんだ」
という考えは、どうでしょうか?
相手の本当の気持ちを聞いたわけではありませんよね。
もしかしたら、仕事で疲れていたのかもしれません。
何か悩みごとがあって、ほかのことを考える余裕がなかったのかもしれません。
あるいは、本当にあなたに対して何か思うところがあったのかもしれません。
どれも可能性のひとつです。
けれど、まだ理由がわからない段階で、自分にとって一番つらい答えだけを選ばなくてもいいのです。
“返事がそっけなかった“という事実と、
“嫌われた“という想像は、同じではありません。
このふたつを分けて考えるだけでも、心の負担は少し変わってくるのではないでしょうか。
どうして、悪いほうに考えてしまうの?
人との関係を大切にしている人ほど、相手の反応が気になることがあります。
嫌われたくない。
相手を不快にさせたくない。
できることなら、誰とでも穏やかに付き合っていきたい。
そんな気持ちがあるからこそ、相手のちょっとした変化にも敏感になるのかもしれません。
そして、もし関係が悪くなってしまったら……と考えると、不安になってしまう。
だから、何か問題が起きる前に原因を探そうとする。
自分の言動を振り返って、悪かったところがないか考える。
そうすることで、これ以上傷つかないように、自分を守ろうとしているのかもしれません。
でも、そのために自分ばかりを責めてしまったら、心が疲れてしまいますよね。
人間関係は、自分ひとりの努力だけで成り立つものではありません。
相手にも、その日の気分や事情があります。
すべての出来事を、自分のせいにしなくてもいいのです。
不安になったとき、思い出してほしいこと
もし、誰かの言葉や態度が気になってしまったら、少しだけ自分に問いかけてみてください。
「私は、実際に何を言われたんだろう?」
「相手の気持ちを、確かめたことはあるかな?」
「ほかの理由があるとしたら、どんなことが考えられるだろう?」
無理に前向きな答えを出す必要はありません。
「嫌われていない」と思い込もうとしなくてもいいのです。
ただ、今の自分が考えていることは、まだ確かめられていないのかもしれない。
そう気づくだけで十分です。
わからないことを、今すぐわかろうとしなくてもいい。
答えが出ないままでも、少し時間を置いていいのです。
そして、もし本当に気になることがあるのなら、落ち着いてから相手との関係を考えてみてもいいのではないでしょうか。
あなたが思っているほど、悪い結果ではないかもしれない
私たちは、ときどき、まだ起きていないことに傷ついてしまいます。
相手の気持ちを想像して、
その想像の中で悲しくなったり、落ち込んだり。
本当はまだ何もわかっていないのに。
だからこそ、忘れないでほしいのです。
自分の頭の中で考えたことが、必ずしも相手の本当の気持ちとは限らない。
あなたが悪いと決まったわけでも、嫌われたと決まったわけでもありません。
今は、まだわからない。
それだけのことなのかもしれません。
誰かの気持ちを大切にするのと同じくらい、自分の気持ちも大切にしてあげてくださいね。
次回は、考えすぎて眠れない夜に、自分の心を少し楽にするためのお話をしたいと思います。
今夜はどうか、自分を責めることを少しお休みできますように。
茶灯ぼたん
お電話、チャットはこちら
対面鑑定はこちら






