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美月マーシャ

八十八夜に思う、季節を味わえる人の豊かさ

 

昨日、5月2日は八十八夜でした。

 

八十八夜。

 

この言葉を聞くと、

新茶の香りや、

初夏へ向かう空気を思い浮かべます。

 

なんだか、

響きそのものにも

縁起のよさがありますよね。

 

八十八夜は、

立春から数えて88日目にあたる

雑節のひとつです。

 

この頃になると、

気候が少しずつ安定して、

霜の心配も少なくなるため、

昔から農作業を本格的に始める目安とされてきました。

 

暦の言葉には、

ただ日付を知らせるだけではなく、

暮らしの知恵が詰まっています。

 

こういうところに触れるたびに、

昔の人は、

自然の流れとともに生きていたのだなと感じます。

 

「米」という字を分けると、

八、十、八になること。

 

末広がりの「八」が

二つ重なること。

 

そして、この時期に摘まれた新茶は、

不老長寿の縁起物として

大切にされてきたこと。

 

八十八夜には、

豊かさや健やかさへの願いが

重ねられているのだと思います。

 

こういう感性、

とても美しいですよね。

 

新茶には、

若葉らしい爽やかな香りがあります。

 

口に含むと、

春から初夏へ移っていく空気が、

ふわっと広がるような感じがします。

 

普段あまりお茶を飲まない方でも、

新茶はすっと親しみやすい味わいです。

 

でも、新茶の魅力は、

味だけではない気がしています。

 

「今だけのもの」をいただくこと。

 

その季節の旬を、

暮らしの中に取り入れること。

 

そこに、

初物を大切にしてきた

日本人の美意識があるのだと思います。

 

考えてみると、

季節を味わうことって、

簡単なようでいて、

実は少し余白がないとできないことかもしれません。

 

忙しくしていると、

春が来ても、

気づかないまま過ぎていきます。

 

桜が咲いても。

空気が変わっても。

店先に新茶が並んでも。

 

ただ予定をこなして、

一日が終わってしまうこともあります。

 

それが悪いわけではありません。

 

でも、

それだけでは少しもったいないなと思うのです。

 

季節は、

ちゃんと私たちに合図を送っています。

 

風の匂い。

光の明るさ。

店先に並ぶ旬のもの。

湯のみから立ちのぼる香り。

 

そういう小さなものに気づけるかどうかで、

日常の豊かさはずいぶん変わります。

 

素敵だなと思う人は、

こういう小さな変化を

見逃さないように感じます。

 

大げさに語るわけではないけれど、

季節のものをさらりと楽しんでいる。

 

新茶が出たから、

淹れてみる。

 

初物だから、

少し味わってみる。

 

今日は風が気持ちいいね、と言える。

 

そのくらいの軽やかさが、

暮らしに品をつくるのだと思います。

 

若い頃は、

特別な場所へ行くことや、

新しい体験をすることに

心が向きやすいですよね。

 

もちろん、

それも素敵です。

 

でも年齢を重ねるほど、

いつもの暮らしの中にある小さな楽しみが、

前より深くしみるようになってくるものです。

 

丁寧にお茶を淹れる。

香りを感じる。

ひと口飲んで、少し息を吐く。

 

それだけで、

気持ちが整うことがあります。

 

大きく人生を変えなくても、

今この瞬間の受け取り方を変えるだけで、

心は少しやわらぎます。

 

こういう豊かさを知っている人は、

強いなと思います。

 

なぜなら、

自分の機嫌を

外側だけに預けていないからです。

 

誰かに褒められて、

ようやく安心する。

 

予定が埋まっていないと、

落ち着かない。

 

高価なものを手にしても、

また次が欲しくなる。

 

それでは、

心はなかなか休まりません。

 

けれど、

一杯のお茶をおいしいと感じられる人は、

自分の内側に戻る場所を持っています。

 

これは、

地味なようで、

とても大きなことだと思います。

 

八十八夜の新茶は、

ただの飲み物ではありません。

 

季節をいただく時間です。

自然の巡りを思い出す時間です。

 

そして、

自分の心に余白があるかどうかを、

そっと教えてくれる時間でもあります。

 

急がず、

焦らず、

今だけの香りを味わう。

 

そんな小さなひとときを

大切にできる人でありたいです。

 

お茶を飲む時間は、

私にとって、

心の余白を取り戻すための小さな習慣です。

 

今年の新茶も、

季節から届いたやさしい便りのように、

ゆっくり味わっていきます。

 

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原宿ほしよみ堂所属占い師

美月マーシャ

 

紫微斗数を中心に、

仕事・恋愛・人間関係のお悩みを、

「人生の設計図」という視点から読み解いています。

うまく言葉にできない違和感も、

命盤を通して見ていくと、

少しずつ輪郭が見えてくることがあります。

 

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