美月マーシャ
太陽が出たら、家にいる場合じゃない|モスクワで見た季節を楽しむ暮らし
ロシアというと、
「寒い国」というイメージが強いかもしれません。
もちろん、寒いです。
室内はセントラルヒーティングで暖かいものの、
外は凍てつく寒さです。
モスクワの冬は、
冷え込むとマイナス15度くらいになることもありました。
鼻で息を吸うと、
冷たい空気が体の奥まで入ってくるような感じです。
そんな国なので、
冬はみんな暖かい家にこもっているのかなと思っていました。
でも、実際はそうでもありませんでした。
市内ではスケートができる場所があり、
クロスカントリーを楽しむ人もいました。
少し郊外へ行けば、
スキーもできます。
おみやげ物の市場も、
寒いからといって休むわけではありません。
マイナス気温の中でも、
普通に開いていました。
売る人も、買う人も、たくましい。
こちらは完全防備で歩いているのに、
向こうの人たちは、どこか慣れた様子で冬を生きていました。
寒さに勝とうとしているというより、
寒さ込みで暮らしている。
そんな印象でした。
一方で、春から夏のモスクワは、
まるで別の表情を見せます。
街の大きな公園には、
きれいに整えられた花壇がありました。
チューリップや色とりどりの花が咲き、
広い園内にはカフェや軽食を買える場所がありました。
出店が並んでいることもあります。
アマチュアの芸術家が、
自分で描いた絵を販売しているスペースもありました。
ただ歩くだけの公園ではありません。
花を見る。
お茶を飲む。
軽く食べる。
芝生でくつろぐ。
絵を見る。
人と話す。
公園そのものが、
一日を楽しむための場所になっていました。
春夏のモスクワでは、
ピクニックをする人や、日光浴をする人も多く見かけました。
特に夏は、緯度が高いので日が長いのです。
夜の21時頃まで明るい日もあります。
太陽が出ているなら、
家にいる理由が見当たらない。
そんな勢いで、
人々は外へ出ていきます。
レストランにもテラス席が用意され、
暖かい日差しの中で食事や会話を楽しむ人たちでにぎわっていました。
短い夏を、思い切り味わう。
そんな空気が、街全体にありました。
モスクワの気候は、決して穏やかとは言えません。
冬は寒さが厳しく、
夏は30度を超えることもあります。
けれど、ロシアの人たちは、
季節ごとの楽しみ方をよく知っているように見えました。
寒いなら、寒いなりに。
明るいなら、明るいうちに。
花が咲いたなら、その花を見に行く。
太陽が出たなら、外へ出る。
とてもシンプルです。
でも、そのシンプルなことを
日々の忙しさの中で、
つい忘れてしまうことがあります。
快適な場所にいるのに、
心だけ忙しい。
便利な暮らしをしているのに、
季節を感じる余裕がない。
予定はあるのに、
自分の感覚が置いてきぼりになっている。
そんなことは、案外ある気がします。
暮らしを楽しむというのは、
特別な予定を増やすことではないのかもしれません。
今の季節に、ちゃんと反応すること。
花が咲いたら足を止める。
日差しが気持ちよければ外へ出る。
寒い日には、寒い日なりの楽しみを見つける。
モスクワで見た人たちは、
自然の中にある不便さも、厳しさも、
暮らしの一部として受け取っているように見えました。
豊かさは、
いつも快適さの中にあるとは限りません。
少し寒くても、
少し不便でも、
その季節を楽しもうとする感度の中に、
人の暮らしはちゃんと息をしている。
ロシアで過ごした日々は、
そんなことを教えてくれた気がします。
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原宿ほしよみ堂所属占い師
美月マーシャ
平凡な日常に、スパイスを。
ロシアで出会った女性たち、
日本茶や季節のこと、
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