美月マーシャ
欠点だと思っていたものこそ、私をつくっていた
私は、幼い頃から、
わりと人見知りでした。
にこにこと人懐っこい妹は、
周りの大人たちから
「かわいいね」とよく言われていました。
その横で私は、
何も言われない自分は、
可愛くないのかな…。
と、ひっそり思っていました。
たぶん、5歳か6歳くらい。
まだ小さかったのに、
すでに私は、
誰かと自分を比べることを覚えていたのです。
その頃、
父の仕事の都合で、
私は2年半ほどフランスで暮らしていました。
最初に入ったのは、
現地の幼稚園。
日本とはまるで違う環境に、
ぽんと入ることになりました。
同じクラスにアジア人は、
私を含めて3人ほど。
でも、
フランス語が話せないのは私だけでした。
何を言われているのかも、
何をすればいいのかも、
まったくわからない。
今思えば、
なかなかハードな環境ですよね。
当時の私は、
子どもなりに必死でした。
先生は何をしてほしいんだろう。
あの子はどうして怒っているのかな。
言葉が通じない分、
表情やしぐさ、
声のトーンをよく見るようになりました。
その場の空気を読みながら、
どうにか毎日を過ごしていたのだと思います。
比較もたくさんしていました。
髪の色が違う。
目の色が違う。
あの子は先生と楽しそうに話している。
それに比べて私は何も言えない…。
そんなふうに、
自分と誰かの違いばかり見ていました。
だから、
その後ずっと自己肯定感が低かったのも、
今なら少しわかります。
比べてしまうことは、
苦しさにもなりました。
でも同時に、
人を見る力にもなっていたのだと思います。
違いに気づく力。
言葉になっていないものを感じ取る力。
その人の雰囲気から、
大切にしているものを受け取る力。
それはきっと、
あの頃の私が、
言葉の通じない場所で
一生懸命まわりを見ていたから
育ったものなのだと思います。
人見知りだったから、
人をよく見た。
話せなかったから、
言葉以外のものを探した。
比べていたから、
違いに敏感になった。
そう考えると、
欠点だと思っていたものは、
そのまま魅力の入口だったのかもしれません。
世の中には、
陰と陽があると言われます。
明るいところがあれば、
暗いところもある。
外に向かう力があれば、
内側に深く潜る力もある。
人の魅力も、
きっと同じです。
明るさだけが魅力ではない。
すぐに人と打ち解けることだけが、
素晴らしいわけでもない。
ためらうからこそ、
見えるものがある。
黙っていた時間があるから、
受け取れるものがある。
うまくできなかった記憶が、
誰かへのやさしさに変わることもある。
そう思うと、
自分の中にある暗い部分を、
そんなに怖がらなくてもいいのかもしれません。
欠点を全部消すことなんて
たぶん誰もできません。
少し不器用だったところにこそ、
その人らしさは宿るのだと思います。
比べてしまった私も。
うまく話せなかった私も。
自信がなくて、
小さくなっていた私も。
今の私から見ると、
どれもちゃんと、
私をつくってくれた大切な一部でした。
欠けていると思っていた場所が、
いつか誰かを照らす光になる。
いまではそんなふうに、
まるっと受け取れるようになりました。
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原宿ほしよみ堂所属占い師
美月マーシャ
平凡な日常に、スパイスを。
ロシアで出会った女性たち、
日本茶や季節のこと、
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