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美月マーシャ

梅シロップを仕込んで気づいた、季節を待つ豊かさ

 

春先のある出演日のことです。

 

原宿店で一緒の

あぐりさん、プラタ真寿さんと、

梅仕事の話題になりました。

 

あぐりさんは、

毎年梅シロップを作っていらっしゃるそう。

 

その話を聞いているうちに、

私も今年こそは作ってみたいな、

と思うようになりました。

 

初夏の風物詩、梅仕事。

この言葉だけで、

丁寧な暮らしの上級者がするもののように見えます。

 

私はタイミングが合わなかったり、

手間がかかりそうと思ったりで、

今まで手を出せずにいました。

 

でも、気になったものは

結局やってみないとわかりません。

 

ようやく今年は

初心者でも作りやすそうな

梅シロップに挑戦してみました。

 

実は、梅シロップには

これから迎える暑い夏を乗り切るために

助けとなる成分が豊富に含まれているようです。

 

クエン酸は、

疲れやすい夏の体にうれしい成分。

酸味があるので、

食欲が落ちやすい時期にも

すっきり飲めそうです。

 

なにより、

梅のさわやかで甘酸っぱい香りには、

気分をふっとゆるめてくれるような心地よさがあります。 

 

水や炭酸水で割ったり、

真夏にはかき氷のシロップにしたり。

 

暑さが厳しそうな夏に、

台所に梅シロップがあると思うだけで、

少し心強くなります。

 

実際に作ってみると、

思っていたよりずっとシンプルでした。

 

瓶はパストリーゼで消毒。

梅を洗って、

水気をしっかりとり、

竹串でヘタを取っていきます。

 

このヘタ取りが、

無心になれて意外と楽しい。

 

子どもが喜んで

手伝ってくれました。

 

あとは消毒した瓶の中に、

氷砂糖と梅の実を交互に入れていくだけ。

 

氷砂糖が一番上にくるのが良いようです。

 

瓶は日の光が当たらない、

涼しい場所へ置いておきます。

 

できあがりは、まだまだこれから。

 

二日目の今日は、

氷砂糖が少しずつ溶けて、

日に数回、瓶を揺らして馴染ませています。 

 

日々の変化を眺めていく、

その時間を待つことも含めて、

梅シロップの良さなのだと感じました。

 

今は、何でも早く結果が見える時代です。

 

この早さに慣れすぎると、

育っていく途中の時間を

飛ばしたくなることがあります。

 

梅シロップは、急げない。

だからこそ、いい。 

 

梅に触れて、

子どもとへたを取って、

瓶の中に季節を仕込む時間は、

想像以上に豊かでした。

 

まず、やってみること。

 

頭の中で考えていると、

少し面倒に見えることも、

手を動かしてみると案外できる。

 

そして、案外できたことが、

少しだけ自分をうれしくさせてくれる。

 

今の季節にしかないものに触れること。

 

完成を急がず、

変わっていく時間ごと味わうこと。

 

特別なことではないけれど、

暮らしの中の豊かさは、

こういう小さなところに

ちゃんと隠れているのだと実感しました。

 

瓶の中の小さな変化を眺めながら、

出来上がりを楽しみに待つことにします。 

 

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原宿ほしよみ堂所属占い師

美月マーシャ

 

平凡な日常に、スパイスを。

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日本茶や季節のこと、

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