墨俣一夜城のはずが、大阪城になってしまった
ほしよみ堂の他店舗を見ていると、
「お店を出す」というのは、もっとスムーズなものだと思っていました。
物件が決まり、
準備をして、
オープンする。
まるで戦国時代の「墨俣一夜城」のように。
豊臣秀吉が一夜にして城を築いた――そんな伝説のようなスピード感です。
ところが、大阪梅田店は違いました。
6月1日に鍵を受け取ってからというもの、
次から次へと課題が現れます。
天井の強度。
ブースの設計。
音の反響。
内装デザイン。
床材や照明の選定。
そして、どんな占い師の先生方と一緒にお店を作っていくのか。
一つ決まれば、また次の課題が現れる。
まるで石垣を積んだら、その先にさらに大きな石垣が見えてくるようです。
気が付けば、
「一夜城を作るつもりだったのに、築城をしている。」
そんな感覚になっていました。
戦国時代、秀吉が本当に時間をかけて築いたのは墨俣一夜城ではありません。
天下統一の拠点となった大阪城です。
そして大阪城も、一度完成したら終わりではありませんでした。
増築され、改修され、時代に合わせて姿を変えながら現在まで受け継がれています。
ありがたいことに、
私にも築城を支えてくださる方々がいます。
工事に関わってくださる職人さん。
応援してくださる占い師の先生方。
本部の皆さま。
そして何より、
原宿でほしよみ堂を創設し、全国へと広げてこられた 中島多加仁 先生です。
私が大阪で石を積む築城奉行だとすれば、
中島先生は全国の城づくりを見渡す総大将。
どんな店をつくるのか。
どんな占い師が集まるのか。
どんなお客様に愛される場所にするのか。
東京からいただく数々の助言をもとに、大阪梅田店の築城は進んでいます。
6月1日に鍵を受け取りました。
そして、
6月27日にプレオープン。
7月7日にグランドオープン。
与えられた時間は決して多くありません。
本来ならもっと準備に時間をかけたい。
それでもまずは6月27日、城門を開きます。
なぜなら城は完成してから人が集まるのではなく、
人が集まることで完成していくものだからです。
ただ、私は思っています。
7月7日は完成の日ではありません。
築城の第一期工事が終わる日です。
1年後には、
今では想像できないようなブースができているかもしれません。
2年後には、
さらに居心地の良い空間へ生まれ変わっているかもしれません。
占い師の先生方も増え、
新しいサービスも加わり、
お客様の声を取り入れながら、
少しずつ改装を重ねていくでしょう。
城とは完成した瞬間から古くなります。
だからこそ、
手を加え続けることが大切です。
大阪城が400年以上にわたり姿を変えながら愛されてきたように、
ほしよみ堂大阪梅田店も、
1年後、2年後、5年後、10年後と進化し続ける店でありたいと思っています。
正直に言えば、
もっと簡単に作ることもできました。
既製品の内装。
無難なブース。
どこにでもある占い館。
でも、それでは面白くありません。
せっかく大阪で出店するなら、
「大阪駅前第3ビルに行くなら、あの占い館に行ってみたい」
そう思っていただける場所を作りたい。
6月27日、プレオープン。
7月7日、グランドオープン。
しかし、それはゴールではありません。
むしろ、本当の築城の始まりです。
墨俣一夜城のはずが、大阪城になってしまった。
だから私は、
7月7日に完成を目指すのではなく、
10年後も愛される城を目指して、
今日も一つひとつ石を積み上げています。🏯
そして1年後、2年後に訪れた方から、
「また進化してる!」
そう言っていただけることを夢見ながら。
ほしよみ堂大阪梅田店
迦具華リオサ






