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美月マーシャ

「もうこの年齢だから」で、華やかさを手放さない|モスクワで出会った女性たち

モスクワで出会った女性たちは、

年齢を理由に、

華やかさを手放していませんでした。

 

鮮やかな色の服。

しっかりしたメイク。

お気に入りのアクセサリー。

背筋を伸ばして、

堂々と歩く姿。

 

若く見せようとしている感じではありません。

年齢を隠そうとしているわけでもない。

 

今の自分を、

きちんと見せている。

 

そんな印象でした。

 

私はモスクワに暮らし始めた頃、

目立つことを気にしていました。

 

派手に見えないかな。

頑張っているように思われないかな。

 

華やかな色を身につけるときも、

なんだか気恥ずかしくて

どこか周りの目が気になっていたのです。

 

それは、

夫人会にいたほかの日本人女性たちも、

同じだったように思います。

 

なるべく目立たないように。

その場から浮かないように。

 

白、紺、ベージュ、黒。

 

華やかさよりも、

無難さを選ぶ。

 

けれど、私たちは

さまざまな国の女性たちと過ごすうちに、

少しずつ変わっていきました。

 

明るい色のリップをつけてみる。

 

いつもより、

メイクに気を配ってみる。

 

モスクワで手に入れた、

鮮やかな色のスカーフを巻いてみる。

 

 一人、また一人と、

その人らしい華やかさが加わっていきました。

 

その変化を見ているのが、

私はとても楽しかった。

 

明るい色を身につけると、

表情まで明るく見える。

 

少し華やかに装うと、

立ち姿まで堂々としてくる。

 

装いが変わることで、

その人の中にあった魅力が、

表に出てくるようでした。

 

年齢を重ねるほど、

装うことに遠慮が生まれることがあります。

 

もう若くないから。

この色は派手だから。

もう少し落ち着いた方がいいから。

 

そんな言葉で、

少しずつ選択肢を減らしていく。

 

でも、

年齢を受け入れることと、

華やかさを諦めることは違います。

 

落ち着くことと、

地味になることも違う。

 

モスクワで出会った女性たちは、

年齢を隠そうとはしませんでした。

 

けれど、

自分を雑には扱わない。

髪を整える。

口紅を塗る。

好きな色を着る。

 

今の自分に似合うものを、

堂々と選ぶ。

 

装うことは、

若く見せるためのものではありません 。

 

今の自分を、

どう扱うかということです。

 

「もうこの年齢だから」と言いながら、

本当は着たい色を遠ざけていないか。

 

目立たない方が無難だからと、

自分らしさまで隠していないか。

 

年齢を重ねたからこそ、

似合う華やかさがあります。

 

若い頃とは違う、

深さのある色もあります。

 

華やかさは、

若さだけのものではない。

 

今日の自分を、

雑に扱わないということ。

 

私はそのことを、

モスクワで出会った女性たちから教わりました。

 

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原宿ほしよみ堂所属占い師

美月マーシャ

 

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