ロザリン
「そんな男やめなよ」と言われても、好きなものは好き。
「いい年してバンドマンが好きって…笑」
そんなふうに言われたことがあります。
「苦労するよ。」
「もっと普通の人にしたら?」
「そんな男、やめなよ。」
悪気がないこともわかっています。
心配してくれていることも。
でも、私はいつも少し不思議でした。
どうして人の「好き」って、
そんなに簡単に正解・不正解で語られてしまうんだろう、と。
私には、
ドラムをかっこよく叩く人
レアな音楽を知っている人
クールに踊れる人が魅力的に見えます。
ライブハウスの空気。
音に身を委ねる瞬間。
その人にしか出せないリズム。
そういうものに惹かれるのです。
一方で、私の友人には、
経営者や年収1000万円プレイヤーにしか興味を持てない人がいます。
この話をすると、
「お金目当てなんだね。」
と言われることもあるそうです。
でも、彼女は言います。
「違うんだよね。」
「お金を稼げる能力そのものが、男としてかっこいいの。」と。
私は、それを聞いて妙に納得しました。
私がドラムを叩く姿に魅力を感じるように。
彼女は、何かを生み出し、責任を負い、人を動かす力に惹かれている。
他人から見れば「条件」に見えるものも、本人にとっては「価値観」なのかもしれません。
だから私は、「そんな男やめなよ。」という言葉を聞くたびに、少し考えてしまうのです。
恋愛って、本当に幸せになるためだけにするものなんだろうか、と。
太宰治は、なぜあんなにも愛され続けているのでしょう。
浜崎あゆみは、なぜあれほど多くの人に支持されたのでしょう。
彼らが描いてきたのは、
いつも正しくて、健全で、穏やかな感情だったでしょうか。
むしろ逆だった気がします。
叶わない恋。
どうにもならない執着。
惨めなほどの未練。
自分でも理解できないほど強い想い。
そういうものに、人は心を動かされてきました。
人は、お化け屋敷に入ります。
ジェットコースターにも乗ります。
バンジージャンプだってします。
怖い。
苦しい。
もう二度と嫌だ。
そう言いながら、また並ぶ人もいます。
人間って、そういう生き物なんだと思うのです。
だったら。
ヒリヒリするような恋をすることも。
どうしても忘れられない誰かがいることも。
わかっているのに、やめられないことも。
そんなにおかしなことなんでしょうか。
「この恋、やめた方がいいですよね?」
と聞かれることがあります。
私は、「そう思うなら、やめたら?」と答えます。
でも。
やめられたら、そもそも私のところへ来ているでしょうか。
だから私は、そこからこんなことを語り合います。
あなたは、どう生きたいですか。
あなたの人生の目的は何ですか。
穏やかで安心できる毎日を望む人もいます。
人生を揺さぶるような経験を求める人もいます。
誰かを本気で愛したい人もいます。
どれが正解で、どれが間違いという話ではないのだと思います。
人には、一つの恋で人生を棒に振る権利だってある。
その人生を引き受けるのは、他の誰でもない、自分自身だからです。
だから私は、人の恋を裁くことはしません。
「そんな男やめなよ。」
そう言われる恋をする人もいるでしょう。
でも、それでも好きだった。
それもまた、人間らしさなのだと思うのです。
☆ロザリン☆
片思い・復縁専門占い師。「遊ばれた」という言葉を、全女子の辞書から消したい――そんな思いで鑑定を続けている。
『カバラ数秘の本』著者。
占い講師として180人以上の占い師デビューをサポート。
「当たる」だけではなく、「悩んでいても生きていける」鑑定を大切にしている。
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『カバラ数秘の本』
性格や才能だけでなく、運勢・相性・適職・金運・恋愛観なども網羅。
教科書のようにベーシックで、即鑑定に役立つ本を目指しました。






