星 叶夢
星 叶夢(ほし かなむ)
ほしよみ堂大阪梅田店所属
1300年前の恋に、恋をした。
~万葉集が恋愛ドラマに変わった日~
ある日、いつ購入したのかも忘れた一冊を読みかえしていて、ふと手が止まりました。
「え、これ……今の恋と同じじゃない?」
そう思った瞬間、それまで“古典”だった万葉集が、一気に恋愛ドラマへ変わったのです。
1300年も前の人なのに
好きな人を待ち、
会えない時間に不安になり、
言いたいのに言えず、
相手の気持ちを考え過ぎてしまう。
恋をしている人の心は、今と何も変わっていませんでした。
私は占い師として、たくさんの恋愛相談をお聞きしています。
その一つひとつの悩みを思い浮かべながら万葉集を読むと
「これも同じ気持ちだったんだ」
そう感じる場面が、何度もありました。
「万葉集」
と聞くと、
学生時代に習った古典を思い出す人が多いかもしれません。
私もそうでした。
今のわたしは、学問としてでも、
研究家として万葉集を読むのでもなく
一人の占い師として、人の心に寄り添いながら読んでいます。
「もし、この歌が令和だったら?」
そんな自由な発想から生まれたのが
『勝手に万葉集』です。
主人公は高校3年生の叶夢。
遠距離恋愛中の彼を想いながら、恋に悩み、笑い、照れて、不安になる、ごく普通の女の子です。
そして、その隣には占い師のママがいます。
ママは未来を決めつけません。
答えを与えるのではなく、叶夢が自分で気持ちを整理し、自分らしい答えを見つけられるように寄り添います。
時には、
「叶夢は“2”だから、気を遣い過ぎるのよ。」
そんな数秘術からの一言を添えたりしています
それは未来を決める言葉ではなく、自分自身を知るためのヒント。
私が占い師として一番大切にしていることでもあります。
『勝手に万葉集』は、万葉集を正しく解説するシリーズではありません。
恋歌を、数秘術という一つの視点から現代の恋愛ドラマとして楽しむシリーズです。
だから研究者の解釈とは違う読み方をすることもあります。
ほとんどかな(笑)
「私は、この歌をこんな恋だと感じました。」
そんな一人の占い師の視点として読んでいただけたら嬉しいです。
学生時代には難しく感じた万葉集が、
「この気持ち、分かる。」
そんな身近なLove Songになったら、これほど嬉しいことはありません。
1300年前の恋も、令和の恋も、人の心の本質は変わりません。
だから私は今日も、万葉集を勝手に恋愛ドラマへ翻訳します。






