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忍野叶眞

占い師が「運」の意味を知らないのは、やばいってハナシ

先日、YouTubeを見ていたら、
手相で有名な占い芸人さんが対談している
動画が流れてきました。
同業者目線でこんなことを言うのは、
キャリアが違いすぎて、私なんかが言うのも恐縮なんですが……。
別に喧嘩を売りたいわけではではない。
本当に驚いてしまったんです。

話を聞いていけば聞くほど、
その方が「運」という言葉を何度も口にするんです。
「運がいい」
「運が悪い」
「運がある」
「運がない」
とにかく「運、運、運」。
ところが、話を聞いているうちに、
私はだんだん不思議な気持ちになってきました。

あれ?
この人、「運」っていったい何なのかわかってないんじゃないか?
もちろん、これは私の受け取り方ですが、
でも、アホ丸出しなことを
言っているようにしか聞こえなかったんですよ。
頓珍漢な答えに、
対談相手も、ちょっと呆れているように私には見えました。

この10年くらい、TVに散々出まくって、
「運」がなんなのかよくわからないまま、
「運、運、運」と連発して
お茶の間に占いを届けてるんですから。
「運」の伝道師ですよ。。

その方のキャリアや実績について、
私が何かを言えるような立場ではありませんが、
ただ、占い師として「運」という言葉を使うのであれば、
そもそも運とは何なのかくらいは、
自分の言葉で
皆にわかりやすく説明できたほうがいいんじゃないでしょうか。

だって私たち占い師は、
何を占っているんですか?
「運」ですよね。

だったら、
その「運」が何なのかわからないまま、
「今年は運がいいですよ」
「あなたは運が悪いですね」
と言ってしまうのは、意味不明だと思うんです。

ちなみに私は、
「運って何ですか?」と聞かれたら、
もちろんちゃんと答えられます。
「私なりの答え」なんて言い方で
表現することはやめてくださいね。
今ここで話しているのは、私個人の思想・持論の話じゃないです。
私は、そういう話をしているんじゃないんです。

ただ、その答えは今回は書きません。

書けないんじゃないですよ。
書きたくないんです。

なぜなら、それを書いてしまった瞬間に、
このブログを読んでいる人が、
「なるほど、運ってそういうことね」
と答えを簡単に受け取って終わってしまうから。

今回は、そこを皆さんにも一度考えてみてほしいんです。
「運がいい」とは、どういうことなのか。
「運が悪い」とは、どういうことなのか。
そして、そもそも「運」とはどんな意味を持つ言葉なのか?
主語も中身もないまま
「運がいい・悪い」と言ってしまうこと自体が
私はどうにもチャラいと思うんです。

占い師が「運がいい」と言うとき、
それは「幸せ」という意味なんでしょうか?
じゃあ、運がいい人には
悪いことは起きないんでしょうか?
逆に、事故や病気、失恋、仕事の失敗があったら、
その人は「運が悪い人」なんでしょうか?
「今年は運勢がいい」と言われた人が、
必ず成功するわけじゃないですよね。
逆に、「運勢が悪い」と言われた人が、
何もかも失うわけでもない。

そして何より、
「運が悪い」と言われた人は、
その言葉を自分の人生に貼り付けてしまうことがある。
『運が悪い』と一方的に言われるだけだと
結構悩んじゃうきっかけになりますよね。
だからこそ、
占い師が意味もよくわからず
なんとなく「運が悪い」と言うのは、
私は無責任の塊だと思います。

「運」という言葉を使う仕事だからこそ、
その言葉の意味について
本質を考える責任くらいはあるんじゃないでしょうか。

占い師なら、
一度くらいちゃんと考えてみてもいいんじゃないでしょうか。
基本ですよ。
それにしても本当に驚いちゃいました。

にんにん
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