島郷かっぱ
小倉南区・合馬竹林公園 ~しなやかに生きる。折れない心を育てる場所~
こんにちは。
若松生まれの占い師、島郷かっぱです。
最近は、私が学生時代を過ごした小倉南区の自然や歴史ある場所を紹介しながら、人生や占いについて書いています。
今回訪ねるのは、
合馬竹林公園。
北九州市小倉南区の合馬(おうま)地区にある、竹に囲まれた公園です。
合馬といえば、たけのこの産地として知っている方も多いのではないでしょうか。
そんな合馬にある竹林を見ていると、人生について考えさせられることがあります。
竹は、風が吹くと大きく揺れます。
右へ。
左へ。
強い風が吹けば、さらに大きくしなります。
それでも、風が過ぎればまた戻ってくる。
今回のテーマは、
「しなやかに生きる。折れない心を育てる」
です。
合馬竹林公園はどんな場所?
合馬竹林公園には、国内外のさまざまな竹や笹が植えられています。
その数は約150種類。
普段何気なく見ている竹ですが、これだけ多くの種類があると知ると驚きます。
園内には散策路が整備され、竹林の中を歩きながら、さまざまな竹を見ることができます。
中には、
キッコウチク(亀甲竹)
と呼ばれる珍しい竹もあります。
節の部分が亀の甲羅のような形をしていることから、この名前が付いています。
竹や竹細工などについて学べる展示施設もあり、
ただ竹林を眺めるだけではなく、竹について知ることのできる場所でもあります。
同じ竹でも、みんな違う
たくさんの竹を見ていると、
面白いことに気づきます。
同じ「竹」と呼ばれていても、
全部同じではありません。
太さが違う。
高さが違う。
色が違う。
節の形も違う。
それでも、
それぞれが竹として伸びています。
人間も同じではないでしょうか。
人と比べると苦しくなる
前回の占い記事では、
「周りと比べて焦ってしまう。私の転機はいつ?」
というテーマについて書きました。
友達が結婚した。
同級生が家を買った。
同期が昇進した。
知り合いが独立した。
SNSを見ると、
自分以外のみんなが順調に進んでいるように見えることがあります。
すると、
「自分は何をやっているんだろう」
と思ってしまう。
でも、
竹林を見てみると、
全部の竹が同じ高さではありません。
同じ太さでもありません。
同じ方向へ伸びているわけでもありません。
それでも、
竹林全体として一つの美しい景色をつくっています。
人間も、
誰かとまったく同じ人生を歩く必要はないのだと思います。
竹は「硬いから強い」のではない
竹の面白いところは、
ただ硬いだけではないことです。
風が吹けば、
しなります。
もし、
「絶対に曲がらないぞ」
と風に逆らい続けたら、
かえって折れてしまうかもしれません。
人生でも、
似たようなことがあります。
「こうでなければいけない」
「絶対に失敗してはいけない」
「自分が頑張らなければいけない」
そう思い続けると、
心が疲れてしまいます。
頑張ることだけが強さではない
もちろん、
頑張ることは大切です。
でも、
いつでも全力で頑張り続けられる人はいません。
疲れたら休む。
難しかったら人に相談する。
うまくいかなければ方法を変える。
ときには、
「これは無理だな」
と諦めることだってある。
私は、
それも強さだと思います。
折れないために、曲がる。
竹を見ていると、
そんな生き方があってもいいと思えてきます。
タロットの「節制」
竹林を見ていて思い浮かぶタロットカードの一つが、
「節制」
です。
バランス。
調整。
無理をしない。
異なるものを混ぜ合わせる。
自然な流れ。
そんな意味として読むことがあります。
仕事でも、
恋愛でも、
人間関係でも、
自分の考えだけを押し通そうとすると苦しくなることがあります。
だからといって、
全部相手に合わせる必要もありません。
自分も大切にする。
相手も大切にする。
その間で、
ちょうどいい場所を探していく。
それが、
節制のような生き方なのかもしれません。
「譲る」と「我慢する」は違う
ここは大切です。
しなやかに生きるというと、
「何でも我慢する」
と思う人がいるかもしれません。
でも、
それは違います。
相手に合わせ続けて、
自分の気持ちを言えない。
嫌なことをされても我慢する。
仕事を押しつけられても断れない。
恋人に振り回されても耐える。
それは、
しなやかさではなく、
自分をすり減らしている状態かもしれません。
竹は曲がっても、
竹であることを失いません。
人間も、
周りに合わせながら、
自分の芯まで失わないこと
が大切なのだと思います。
四柱推命の「乙」を思い浮かべる
四柱推命では、
自分自身を表す日干があります。
十干の一つに、
乙(きのと)
があります。
乙は、
草花やつる草など、
しなやかに伸びていく植物にたとえられます。
大きな木のように、
一直線に上へ伸びるだけではありません。
周囲の環境を利用しながら、
柔軟に伸びていく。
竹そのものを乙と決めるわけではありませんが、
竹林を歩いていると、
私はどこか乙の持つ柔軟さを思い浮かべます。
甲には甲の生き方、乙には乙の生き方
木の五行には、
もう一つ、
甲(きのえ)
があります。
甲は、
大きな樹木にたとえられます。
まっすぐ伸びる。
自分の信念を持つ。
堂々と立つ。
そんなイメージがあります。
一方、
乙には、
周囲に合わせながら伸びる柔軟さがあります。
どちらが優れている、
という話ではありません。
人には、
それぞれの強さがあります。
自分に合わない生き方をすると疲れる
本当は、
柔軟に動くほうが得意なのに、
「一度決めたことは絶対に変えてはいけない」
と思っている。
本当は、
自分で決めて進みたいのに、
いつも周囲に合わせている。
そうすると、
だんだん苦しくなります。
四柱推命を学んでいると、
自分の性質を知ることは、自分に合った生き方を知ること
なのだと感じます。
もちろん、
日干一つだけで人間のすべてが決まるわけではありません。
命式全体を見る必要があります。
それでも、
自分自身を知る一つのヒントになります。
竹は地面の下でもつながっている
竹には、
もう一つ面白いところがあります。
地上に見えている部分だけではなく、
地下茎を伸ばして広がっていきます。
地面の上だけを見ていると、
一本一本、
別々に生えているように見えます。
でも、
見えない地面の下ではつながっています。
人間も、
少し似ているのかもしれません。
人は一人で生きているようで、一人ではない
仕事で困ったとき、
助けてくれる人がいる。
落ち込んだとき、
話を聞いてくれる友人がいる。
何かを始めるとき、
応援してくれる人がいる。
昔教えてくれた先生の言葉が、
何年もたってから役に立つこともあります。
自分一人の力で生きているつもりでも、
振り返れば、
いろいろな人とのつながりがあります。
見えないところで、
人生はつながっています。
すぐに芽が出なくてもいい
仕事を始めた。
勉強を始めた。
副業を始めた。
ブログを始めた。
占いを始めた。
でも、
すぐには結果が出ない。
そんなことがあります。
すると、
「向いていないのかな」
と思ってしまいます。
でも、
地上に変化が見えないからといって、
何も育っていないとは限りません。
知識。
経験。
失敗。
人とのつながり。
自信。
少しずつ、
自分の中に蓄積されているものがあります。
成長は、目に見えるものだけではない
前回の三岳梅林の記事でも、
花が咲いていない冬について書きました。
竹も同じです。
私たちは、
結果ばかりを見てしまいます。
売上。
給料。
資格。
役職。
結婚。
家。
フォロワー数。
数字になれば、
分かりやすい。
でも、
数字では見えない成長もあります。
以前より、
人の話を聞けるようになった。
失敗しても、
立ち直れるようになった。
嫌なことを、
嫌だと言えるようになった。
自分を責めすぎなくなった。
それも、
立派な成長です。
「折れない心」とは何だろう
折れない心というと、
何があっても平気な人を想像するかもしれません。
でも、
本当にそうでしょうか。
傷つくこともある。
落ち込むこともある。
泣くこともある。
休むこともある。
それでも、
少し時間がたったら、
また立ち上がる。
私は、
それが折れない心なのだと思います。
タロットの「力」
ここで、
もう一枚思い浮かぶカードがあります。
「力」
です。
このカードの強さは、
相手を力ずくでねじ伏せるような強さではありません。
優しさ。
忍耐。
自分の感情とうまく付き合う。
静かな強さ。
そんな意味として読むことがあります。
怒りを感じない人が強いのではありません。
怒りに振り回されず、
どう扱うかを考えられる人。
不安にならない人が強いのではありません。
不安があっても、
少しずつ進める人。
それが、
本当の強さなのかもしれません。
仕事で折れそうになったとき
仕事をしていると、
思いどおりにならないことがあります。
頑張っても評価されない。
苦手な上司がいる。
人間関係がうまくいかない。
仕事が合っていない。
そんなとき、
「もっと頑張らなければ」
と思ってしまいます。
でも、
方法を変えてもいい。
部署を変えてもいい。
人に相談してもいい。
場合によっては、
会社そのものを変えてもいい。
進む方向を変えることは、負けではありません。
恋愛でも同じ
恋愛でも、
一人の相手だけを思い続けることが、
必ずしも強さではありません。
待つ。
連絡する。
少し距離を置く。
気持ちを伝える。
新しい恋へ進む。
いろいろな選択があります。
大切なのは、
自分を壊してまで、
その恋にしがみつかないこと。
恋愛も、
自分を幸せにするための人生の一部分です。
風向きは変わる
人生には、
自分ではどうすることもできないことがあります。
会社の状況。
景気。
相手の気持ち。
家族の事情。
予想外の出来事。
すべてを、
自分の思いどおりにすることはできません。
風そのものを止めることはできない。
でも、
風にどう向き合うかは考えられます。
竹のように、
少し体を預けてみる。
風が過ぎるまで待つ。
必要なら、
進む方向を変える。
それでいいのだと思います。
合馬竹林公園が教えてくれること
竹林の中には、
たくさんの竹があります。
太い竹。
細い竹。
背の高い竹。
まだ小さな竹。
それぞれ違います。
それでも、
誰かと競争しているわけではありません。
自分の場所で、
自分のペースで伸びています。
人間も、
そうであっていいのではないでしょうか。
誰かより早く成功しなくてもいい。
誰かと同じ人生を歩かなくてもいい。
誰かと同じ強さを持たなくてもいい。
自分には、自分なりの強さがあります。
島郷かっぱからひとこと
合馬竹林公園をテーマに考えていると、
「強い人とは、どんな人だろう」
と思います。
絶対に弱音を吐かない人。
何があっても一人で頑張る人。
決めた道を最後まで変えない人。
もちろん、
それも一つの強さです。
でも、
私は別の強さもあると思います。
疲れたら休める。
困ったら助けを求められる。
間違ったと思ったら方向を変えられる。
傷ついても、
時間をかけてまた立ち上がれる。
そんな、
しなやかな強さ。
竹は、
風に逆らっているようには見えません。
大きく揺れながら、
風を受け流しています。
それでも、
風がやめば、
また空へ向かって伸びています。
人生も、
ずっとまっすぐでなくていい。
曲がることもある。
立ち止まることもある。
方向を変えることもある。
それでも、
また自分の方向へ伸びていけばいい。
折れない強さより、しなやかに生きる強さを。
学生時代を過ごした小倉南区。
合馬竹林公園から、
そんなことを考えました。
若松生まれの占い師、島郷かっぱでした。
それでは、また。






