阿僧祇ユナタ
運気を知ることは努力の方針を定めることと同義である
企業に課せられる「環境の運気」とは?
前回からの続きです。

【環境や空間に漂う「運気」】
現代で言えば、まさに「企業の時流・業界の流れ」そのものを指します。
かつて戦国時代などの戦が中心だった頃は、軍隊全体の勢いや陣形を見る「軍略・戦術」として使われていました。
しかし本質は同じで、その空間や組織が持つバランスと流れを判断するための技法なのです。
使うのは、前回ご紹介した「元・会・運・世」の中の「運」と「世」。
企業を観る場合は、ここに「設立年」と「設立月」を合わせた4つの要素で読み解きます。
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命式の組み立て方は、四柱推命とも非常によく似ています。
【私たちが生きる「時代の大枠」】
「一運」(360年周期)
現在は【乙亥(きのとい)】の時代(1744年〜2103年)。
当面の間、現代の企業運を観るベースは「乙亥」で固定となります。
「一世」(30年周期)
現在は【乙酉(きのととり)】の世(2014年〜2044年)。
※1984年〜2014年は「甲申」、その前は「癸未」と30年ごとに変化します。
【実例:とある整骨院の「企業運」を観る】
実際の例として、ある整骨院の命式を見てみましょう。
月: 甲子
年: 戊子
世: 甲申
運: 乙亥
これらを五行に変換すると、以下のようになります。
天干: 木 / 土 / 木 / 木
地支: 水 / 水 / 金 / 水
これをざっくり読み解いてみます。
ここで最も重要なポイントは、年の「土(戊)」です。
周囲にある強い「木」に剋(こく)され、土の力が非常に弱まり、埋もれてしまっています。
さらに下にある「水」が木の勢いを強めてしまうため、土がますます隠れ、「知名度の拡大」や「発展性」が伸びにくい構造になっているのです。
【時代の波と実際の経営ストーリー】
実は、創業当初の出だしは決して悪くありませんでした。
運気の流れ(行運)を観ると、2013年までは時代の運が味方していたからです。
しかし、2014年からの「世」の切り替わりにより、土がさらに埋もれやすい環境へと変化しました。
ちょうど2014年頃といえば、全国的に整骨院が増加し、保険制度の改定なども相次いで「従来の経営スタイルでは生き残れない」と言われ始めた時期です。
時代の変化に合わせて工夫を凝らさなければ苦しくなるタイミングで、実際に2014年以降は勢いが失速し、赤字が目立つようになってしまいました。
他院にはない強みを作る必要がありましたが、オーナー様ご自身も保守的な面があり、ドラスティックな改革に踏み切るのが難しい状況だったのです。(※救いなのは、オーナー様が誠実で信頼があり、資産形成や守りの経営が得意だった点です)
【運気を知った上で「どう行動するか」】
この整骨院に次に少し追い風が吹くのは2029年頃。
ですが、それも劇的な大逆転を起こすほどの風ではありません。
集団運(郡式)を知ったからといって、魔法のように一瞬で状況が変わるわけではないのです。
「自分の置かれた運気と時代の波を知り、その流れに合わせた努力と工夫を重ねること」
これこそが、事業を軌道に乗せる唯一確実な方法です。
自分の会社の運気や、これからの時代の流れに合わせた経営戦略を知りたい方は、ぜひほしよみ堂にご相談ください。
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