星 叶夢
星 叶夢(ほし かなむ)
ほしよみ堂大阪梅田店所属
「おい」が私の名前になりました。
~私は大丈夫⑦~
ブログに書くのも、ちょっと恥ずかしいのですが。
夫との出会いについて書いてみようと思います。
第一印象?
最低でした(笑)
全くタイプではありませんでした。
そんな夫との距離が縮まったきっかけは、なんと、
占いです。
当時、私はトランプ占いをしていました。
周りからは「よく当たる」と評判で、夫の恋愛についても占ったことがあります。
そして――
当たってしまいました。
夫、失恋(笑)
その後、友人数人で、
「失恋を慰める会?」
のような飲み会がありました。
そこで、ちょっとした事件が起こります。
私が、
ガラスドアに気づかず、そのまま激突。
ドン!
その姿を見た夫は、
なぜか私に惚れてしまったそうです。
後に聞いた理由は、
「ギャップ萌え。」
……どこに萌えたんでしょう(笑)
そこから猛烈なアタックが始まりました。
正直に言います。
私は、
しつこいから、付き合ってみただけ(笑)
当時の私は、人生初のモテ期でもありました。
夫に嫌われても困らない。
むしろ嫌われようと思って、かなり偉そうにしていました。
名前も呼び捨て。
それでも夫は、人目もはばからず私の名前を呼び、
「好き。」
と伝えてくれる人でした。
記念日だと言って、花束やプレゼントもくれました。
何の記念日?
知らんけど(笑)
そんな夫から、初めてプロポーズされた時。
私は断っています。
そして、こう言いました。
「あなたは、ハイハイと自分の言いなりになる人を求めているだけ。だから、合えへん。」
自分でも分かっていたのです。
私は、夫が求めるタイプの女性ではない。
それなのに、その後私たちは結婚しました。
結婚すると、私の方が少しずつ変わっていきました。
私の考え方が古風だったのでしょうか。
半同居の生活でもあり、
「嫁になったんだから。」
そんな気持ちもあったのだと思います。
呼び捨てだった夫を「さん」付けで呼ぶようになりました。
病気になってからは、
迷惑をかけているような気持ちも、どこかにあったのでしょう。
さらに自分を一歩下げるようになりました。
そして子どもたちには、
「お父さんは偉い人。」
そう教えたかったのです。
何かを決める時にも、
「お父さんに聞いてから。」
そんな言葉を使うようになりました。
家計を握っていたのは私です。
家庭の決定権だって、まだ私にあったのかもしれません。
でも少しずつ、
夫婦の関係は変わっていきました。
結婚前には、人前でも私の名前を呼んでいた夫。
気がつけば、
もう何十年も名前で呼ばれていません。
「おい」が、私の名前になりました。
夫が変わったのでしょうか。
それとも、もともと持っていたものが少しずつ表に出てきただけなのでしょうか。
今となっては分かりません。
ただ、一つ言えるのは、
私自身も少しずつ、
「なんとかしてくれる人」
になっていったということです。
前回書きました。
「なんとかなる」は、本当。
でも、
「なんとかしてくれる」と思われるのは、しんどい。
その静かな幕開けが、
クレジットカードの使い放題でした。
夫はもともとブランド好き。
一流品が載った雑誌やカタログを見るのも好きな人でした。
家計は私が握っている。
だから大丈夫。
そう思っていたのでしょう。
でも――
後から考えると、
あのお金が残っていたら、
たぶん、家が買えていました(笑)
後悔先に立たず。
ここから、
気がつけば昼ドラ。
そして時々、火曜サスペンス。
この物語はフィクションではありません。
すべて実話です。
チャララ~ン♪
続きは、また後日。
ほしよみ堂大阪梅田店 星 叶夢






