返信が遅いだけで、恋を終わらせないで。脈なしと決める前に知ってほしいこと
既読になったのに、返事が来ない。
さっきまで楽しかった気持ちが、
一気に不安へ変わっていく。
「きっと脈なしなんだ」と、
まだ届いていない答えを自分で決めていませんか。
美咲さんには、最近気になる人がいました。
友人の紹介で知り合った彼とは話が合い、
初めて二人で食事をした日も、
時間を忘れるほど盛り上がりました。
帰り際、彼は「また行こう」と笑ってくれました。
その言葉がうれしくて、
美咲さんは翌日の夜にLINEを送りました。
「昨日はありがとう。また会えたらうれしいな」
ところが、一時間たっても返信はありません。
三時間後に既読はついたものの、
その日のうちに返事は来ませんでした。
スマホを見るたび、胸がざわつきます。
「楽しかったと思っていたのは、私だけだったのかな」
「社交辞令だったのかもしれない」
「もう連絡しないほうがいいよね」
返信が遅いと、待っている時間の分だけ悪い想像が膨らみます。
しかし、返信の速さだけで相手の気持ちを判断することはできません。
仕事中はスマホを見られない人もいます。
疲れているときに中途半端な返事をしたくなくて、
落ち着いてから返信しようと考える人もいます。
そもそもLINEを連絡手段と考え、
雑談を続ける習慣がない人もいるでしょう。
大切なのは、一回の返信速度ではなく、
これまでの態度を全体で見ることです。
相手からも質問が返ってくるか。
会う時間をつくろうとしてくれるか。
以前話した内容を覚えているか。
返信が遅くても、丁寧な言葉が返ってくるか。
こうした行動には、
返信時間だけではわからない気持ちが表れます。
翌日の昼、
美咲さんのもとに彼から返信が届きました。
「返事が遅くなってごめん。
昨日から仕事でトラブルがあって。
僕もまた会いたい。
来週の土曜日はどう?」
美咲さんが昨夜の不安だけで彼を諦め、
連絡先を消していたら、
この約束は生まれなかったかもしれません。
もちろん、
返信が何日も来ないことが続く、
こちらから連絡しなければ関係が動かない、
会う話になるとはぐらかされる――そんな状態なら、
少し距離を置いて相手の行動を見ることも必要です。
ただし、
それは「自分には魅力がない」
という意味ではありません。
相手の状況や恋愛への温度、
連絡のペースが、
今のあなたと合っていない可能性もあります。
恋をしていると、
返信の速さを愛情の大きさに置き換えたくなります。
でも、LINEは相手の生活の一場面しか映しません。
画面の向こうには、
あなたからは見えない仕事や疲れ、
人間関係や迷いがあります。
不安になったときほど、
まだ起きていない結末を急いで決めないこと。
「返信が遅い」という事実と、
「嫌われた」という想像を、
いったん分けて考えてみてください。
待つことは、ただ我慢することではありません。
相手の行動を冷静に見ながら、
自分の心も守る時間です。
苦しくなるほどスマホを確認するなら、
少し画面から離れ、
自分の予定や楽しみに意識を戻しましょう。
あなたの価値は、
返信が届くまでの時間で決まりません。
脈なしと決めるのは、
もう少し相手の言葉と行動を見てからでも遅くないのです。
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