「苦手な人」が何度も現れるのは、運が悪いからとは限りません
職場を変えたのに、また似たような人がいる。
恋人が変わったのに、なぜか同じことで傷つく。
「今度こそ大丈夫」
そう思っていたのに、気がつけば以前とよく似た人間関係になっている。
そんなことが続くと、
「どうして私の周りには、こういう人ばかり来るんだろう」
と思うことがあります。
もちろん、単なる偶然の場合もあります。
でも私は長く人の心と向き合う中で、もう一つの可能性も考えるようになりました。
同じ人が現れているのではなく、自分と相手との間に《似た関係》が作られていることがあるのです。
相手が違っても、関係が似ることがあります
たとえば、
強く言われると何も言えなくなる。
嫌なことがあっても我慢する。
相手の機嫌が悪いと、自分が何とかしようとする。
頼まれると断れない。
そして限界まで我慢したあと、
「もう無理」
となる。
相手の性格は毎回違うかもしれません。
それでも、自分がいつも同じ位置に入ってしまえば、似た人間関係が生まれることがあります。
つまり、
《同じタイプの人を引き寄せている》とは限らないのです。
むしろ、
《違う人との間でも、同じ関係を作っている》
可能性があります。
「見る目がない」で終わらせない
恋愛でもよくあります。
「私は男を見る目がない」
そう話す人がいます。
たしかに、相手選びが影響していることもあるでしょう。
でも、それだけでは説明できない場合があります。
最初はまったく違うタイプだった。
以前の恋人より優しかった。
今度こそ大切にしてくれると思った。
ところが付き合ってしばらくすると、
また自分ばかり我慢している。
また相手の顔色を見ている。
また嫌われないように無理をしている。
ここまで来ると、見るべきなのは「相手のタイプ」だけではありません。
二人の間で、どんな関係が出来上がっているのか。
こちらも見たほうがいいのです。
人は「知っている関係」に戻ることがあります
これは、その人が苦しい関係を望んでいるという意味ではありません。
頭では、
「もう同じことを繰り返したくない」
と思っています。
それでも私たちは、知らないものより《知っているもの》に反応しやすいことがあります。
昔から相手の顔色を見ることが当たり前だった人なら、気づかないうちに相手の機嫌を読む。
我慢することで人間関係を保ってきた人なら、また我慢する。
それが自分にとってあまりにも普通だと、
「私は我慢している」ことにさえ気づかない場合があります。
だから、同じことを繰り返している人に、
「次はもっといい人を選びましょう」
と言うだけでは足りないことがあるのです。
占いで相手を見る。そして「二人の間」も見る
占いでは、
相手の気持ちを見る。
相性を見る。
これからの流れを見る。
もちろん、私はそれらも大切にしています。
ただ、長く続いている悩みの場合は、それだけでは見えてこないことがあります。
相手が変わっても同じところで苦しくなるなら、
「この人はどんな人?」
と同時に、
「私はこの人との間で、どんな自分になっている?」
という視点も持ってみる。
すると、相手だけを見ていたときには分からなかったものが見えてくることがあります。
繰り返しているなら、変えられる場所があるかもしれません
私は、人間関係の問題をすべて本人の心の問題にする考え方は好きではありません。
離れたほうがいい相手もいます。
環境そのものを変えたほうがいいこともある。
どれだけこちらが工夫しても、どうにもならない関係だってあります。
だから、
「あなたが変われば、すべてうまくいく」
とは思いません。
でも、相手も場所も変わったのに、なぜか似た苦しさが何度も現れるなら。
一度だけ、
「相手」ではなく「関係の作られ方」
を見てみてもいい。
そこで初めて、
今までとは違う選択肢が見つかることがあります。
苦手な人が人生から一人もいなくなる必要はありません。
ただ、同じ関係を何度も繰り返さなくてもいい。
【変える相手を探す前に、繰り返している関係に気づく。それが連鎖を終わらせる最初の一歩になることがあります】
兵主部久談(ひょうすべ・くだん)
ほしよみ堂所属、ほしよみ堂町田店に出演。
周易、陰陽師カード、数秘術、手相、ダウンジングなどを使って鑑定しています。
約15年間、人の心と向き合ってきた経験を生かし、相手の気持ちや未来だけでなく『無意識の思考や行動のパターン』を読み解くことを得意としています。
出演日:火・水・木(18時まで)・金・土






