空いた穴の大きさは、愛した大きさ
大切な存在を失ったあと、
心には、ぽっかりと穴が空きます。
いつもそこにいた姿がない。
触れれば感じられた温かさも、
名前を呼んだときに返ってきた気配もない。
昨日まで当たり前だったものが突然なくなって、
その静けさの中で初めて、
その存在がどれほど自分の毎日を満たしていたのかを知ります。
空いた穴が大きければ大きいほど、
寂しさも、悲しみも深くなる。
でも、その穴は、
何かが欠けてしまった跡だけではないのかもしれません。
そこに、それほど大きな愛があった証。
MISIAさんの『アイノカタチ』の歌にあるように
愛は目に見える姿だけではないのだと思いました。
触れられなくなっても、
一緒に過ごした時間まで消えてしまうわけではありません。
優しく見つめてくれたこと。
そばにいてくれたこと。
小さな仕草に笑ったこと。
心配で眠れなかった夜も、愛おしくてたまらなかった日々も。
そのすべてが、
今の自分の中に残っています。
「忘れなければ大丈夫」と言われても、
今はまだ、そんなふうに思えないこともあります。
思い出があるからこそ、
余計に会いたくなる日もあるでしょう。
それでいいのだと思います。
空いた穴を、急いで何かで埋めなくてもいい。
悲しみを消そうとしなくてもいい。
その穴の形は、
その子が確かにここにいた形であり、
私が心から愛した形でもあるから。
時間が経っても、穴は完全には消えないのかもしれません。
けれど、いつかその穴のまわりに、
たくさんの優しい記憶が降り積もっていく。
思い出すたびに涙だけがこぼれていた日から、
少しずつ「出会えてよかった」と思える日へ。
姿が見えなくなっても、
愛した事実はなくなりません。
私の中には今も、
あなたと過ごした時間が生きています。
この胸に空いた大きな穴は、
あなたがくれた、
大きな大きな愛の形。
寂しいよ。
もう一度、触れたいよ。
それでも私は、
あなたから受け取った愛を抱いて生きていく。
私のところへ来てくれて、ありがとう。
ずっと、ずっと、大好きだよ。
#ペットロス






