相手を試してしまうのは、愛情を確かめたいからだけではありません
本当は別れたくないのに、「もう終わりにしよう」と言う。
心配してほしくて連絡を絶ち、相手が追いかけてくるか確かめる。
あとで後悔するのに、同じことを繰り返してしまう。
こうした行動は、愛情を確かめたい気持ちだけで起きるとは限りません。
突然捨てられるより、自分から先に関係を動かしたほうが耐えられる。
相手に結末を決められる前に、自分で起こしてしまいたい。そんな防御が隠れている場合があります。
自分から起こした出来事なら、突然ではなくなります
返信が来ない。
相手の態度がいつもと違う。
このまま嫌われるかもしれないのに、本当の気持ちは分からない。
その不安に耐えられなくなると、相手が反応せずにはいられない行動を取りたくなります。
「別れる」と言って引き止めさせる。
望む反応が返れば安心できます。
関係が悪くなっても、「突然捨てられた」のではなく、「自分が言った結果だ」と考えられます。
つまり試し行動は、愛情を測るだけでなく、いつ何が起きるか分からない怖さから主導権を取り戻そうとする行動でもあるのです。
行動を止めようとするだけでは、苦しくなることがあります
「もう試さない」と決めても、不安が残っていれば、今度はLINEの時間や文章の長さを観察し、悪い兆候を探し続けることがあります。
それは意志が弱いからではありません。
以前の記事でも、「分かっているのに変えられない」のは、意志が弱いからではありませんと書きました。
大切なのは、行動の直前を見ることです。
相手の返信が遅れた。
胸がざわついた。
「もう気持ちがない」と思った。
確かめずにはいられなくなった。
出来事、身体の反応、頭に浮かんだ結末、実際の行動を分けると、昔からの怖さがどこで入り込んだのか見えやすくなります。
過去の反応と、現在の相手の問題は別です
約15年間、感情・記憶・身体反応に向き合うワークを重ねる中で、現在の出来事よりも早く、過去に覚えた怖さが動き出す場面を数多く見てきました。
大切な人が何の説明もなく離れた経験などがあると、今の相手が少し黙っただけでも、心や身体は「また同じことが起きる」と判断することがあります。
ただし、すべてを過去のせいにしてはいけません。
現在の相手が約束を何度も破り、質問すると怒るなら、不安には現実の理由があります。
「彼を信じていい」と占いに出たのに、まだ怖いのはなぜ?の記事でもお話ししたように、先に確かめたいのは、今の相手に本当に注意すべき点があるのか、それとも過去の反応が強く動いているのかです。
両方が重なっていることもあります。
試し行動が守ろうとしたものを見ていきます
試し行動をした自分を責めるだけでは、「次は失敗しないように」と、さらに相手の様子を監視することになりかねません。
私は、その行動を正当化するのではなく、何から自分を守ろうとしたのかを見ます。
突然見捨てられる怖さなのか。
大切にされない痛みなのか。
結末を待つ無力感なのか。
守ろうとしていたものが分かれば、相手を動かして答えを出させる以外の方法を考えられます。
そして、今の相手が安心を一緒に作れる人かどうかも、別に判断できます。
怖さだけに関係を決めさせないために
占いでは、相手の気持ち、関係へ向き合う意思、この先の流れを具体的に見ます。
そのうえで、結果を聞いたときに自分の中でどのような反応が起きたかも確かめます。
現実に注意が必要なら、我慢を勧めることはしません。
相手に問題が見えないのに怖さが消えないなら、その反応の出どころを整理します。
相手を試してしまうのは、愛情を確かめたいからだけではありません。
傷つく時期も結末も相手に握られることが怖くて、先に自分で動かそうとしているのかもしれません。
行動を責める前に、その行動が守ろうとしたものを見る。
怖さに結末を急がせず、今の相手と自分に必要な判断をしていきましょう。
兵主部久談(ひょうすべ・くだん)
ほしよみ堂所属、ほしよみ堂町田店に出演。
周易、陰陽師カード、数秘術、手相、ダウンジングなどを使って鑑定しています。
約15年間、人の心と向き合ってきた経験を生かし、相手の気持ちや未来だけでなく、【無意識の思考や行動のパターン】を読み解くことを得意としています。
恋愛や人間関係で、
「なぜ、いつも同じことで悩むのだろう」
「どうして同じような恋愛を繰り返すのだろう」
そんなときは、一緒にその奥を見ていきましょう。
出演日:火・水・木(18時まで)・金・土
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