家族の中で「我慢する子」だった人は、職場でも役割を背負いやすい
父親を怒らせないようにする。
疲れている母親を困らせない。
兄弟がもめたら、自分が間に入る。
家族の中で「私が我慢すればうまくいく」と覚えた人は、大人になって職場が変わっても、似た役割を引き受けることがあります。
頼まれると断れない。
誰かが不機嫌だと、自分が場を整えようとする。
仕事が偏っても、周囲にはもっと大変な人がいると考える。
それは生まれつきの性格だけではなく、かつて家族の中で必要だった生き方が、今も続いているのかもしれません。
「我慢する子」は、家族を守ろうとしていました
子どもは、家族全体の事情を言葉で理解できなくても、家の空気を感じ取ります。
自分が泣けば親が困る。
希望を言えば怒られる。
家族に問題があるときは、自分まで負担を増やしてはいけない。
そう感じる環境では、気持ちを出さず、迷惑をかけず、周囲に合わせることが安全につながります。
つまり、我慢は弱さではありません。その家族の中で生きるために身につけた力でもあります。
ただ、子どもの頃に役立った方法が、大人になった今の人間関係にも必要とは限りません。
職場では「頼みやすい人」になります
職場には、役割を引き受けてくれる人へ仕事が集まりやすい面があります。
断らない。
怒らない。
急な依頼にも応える。
人間関係が悪くなれば間に入る。
周囲からは、責任感があり、気が利く人に見えるでしょう。
一方で、本人の中では「断ったら嫌われる」「私がやらなければ回らない」「相手を不機嫌にしてはいけない」という反応が動いている場合があります。
すると、できるから引き受けているのか、怖くて断れないのか、自分でも分からなくなります。
約15年間、人の心と関係のパターンに向き合う中で、場所や相手が変わっても、家族の中で担った役割を繰り返す方を見てきました。
長所と役割を分ける必要があります
我慢できること。
人の気持ちに気づけること。
責任を持って仕事を終えられること。
それらは大切な力です。
けれど、その力を使えることと、いつも使わなければならないことは別です。
本店ブログ「我慢強い人ほど、やめる判断が遅くなることがあります」で書いたように、続けられることと、続けることが自分に合っていることも同じではありません。
誰かの分まで背負わなくても、自分の価値は下がりません。
場を整えない時間があっても、あなたの責任ではない問題まで壊れるわけではありません。
まずは、頼まれた瞬間に答えず確認する。
自分の担当範囲を言葉にする。
困っていることを一人で処理せず共有する。
小さく役割を降りることで、関係が本当に壊れるのかを確かめられます。
今の相手と、昔からの役割を分けて見ます
もちろん、職場で実際に不当な扱いや嫌がらせがあるなら、すべてを家族の影響で説明してはいけません。
相手の問題と、自分の反応は別に扱う必要があります。
町田店ブログ「職場の人間関係がつらい。辞める前に『相手』と『繰り返す関係』を分けて見ませんか」では、残る・異動・転職という具体的な判断について書いています。
占いでは、職場の相手やこれからの流れを見るだけでなく、なぜ自分がその役割を背負いやすいのかも一緒に整理できます。
家族を守るために身につけた力を、これからは自分を守るためにも使う。
我慢する役を続ける以外の関わり方を、選び直してよいのです。
兵主部久談(ひょうすべ・くだん)
ほしよみ堂所属、ほしよみ堂町田店に出演。
周易、陰陽師カード、数秘術、手相、ダウンジングなどを使って鑑定しています。
約15年間、人の心と向き合ってきた経験を生かし、相手の気持ちや未来だけでなく、【無意識の思考や行動のパターン】を読み解くことを得意としています。
仕事や家族との関係で、
「気づくと、自分ばかりが背負っている」
「断りたいのに、相手の反応が怖い」
そんなときは、今の関係と昔から続く役割を一緒に見ていきましょう。
出演日:火・水・木(18時まで)・金・土
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