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兵主部久談

お金を受け取れない人は、自分の価値だけを疑っているとは限りません

仕事の対価を受け取れない。

料金を上げようとすると、急に怖くなる。

 

そんな悩みに対して、「自分の価値を認めましょう」と言われることがあります。

けれど、自信をつけようとしても怖さが消えないなら、疑っているのは自分の価値だけではないのかもしれません。

 

受け取ったあとに家族との関係が変わること。

周囲から期待され続けること。

失敗したときに責められること。

 

お金を受け取る場面では、人との関係にまつわる別の怖さも動きます。

家族を越えることが、裏切りのように感じる

親が苦労してきた。

家族の中で、自分だけが恵まれてはいけないと思っていた。

目立つと、兄弟や親戚から何か言われた。

そのような経験があると、収入が増えることを喜びながらも、家族から離れてしまうような後ろめたさが出る場合があります。

 

自分が成功したら、親の生き方を否定することになる。

家族より楽になったら、冷たい人間に見える。

 

頭では別の問題だと分かっていても、受け取る直前になると、関係を守るために金額を小さくしたくなるのです。

 

ここで必要なのは、自分には価値があると言い聞かせることだけではありません。

自分が受け取っても、家族への愛情まで失われるわけではないと、二つを分けることです。

受け取ると、期待から降りられなくなる

対価を受け取れば、必ず結果を出さなければならない。

一度評価されたら、次も同じ水準で応えなければならない。

失敗すれば、「その金額を受け取ったのに」と責められる。

そう感じていると、報酬は喜びではなく、重い約束のようになります。

 

特に、子どもの頃から「しっかりした子」「期待に応える子」だった人は、受け取るほど責任が増え、逃げられなくなると感じることがあります。

その場合は、自分の価値を低く見ているというより、期待され続ける関係を警戒しているのかもしれません。

同じ「受け取れない」でも、理由は違います

私は約15年間、受講生やクライエント、身近な人と、感情・記憶・反応に関するワークを累計2万回以上行ってきました。

その中で見てきたのは、表面上は同じ行動でも、動いている理由は一人ずつ違うということです。

 

高いと思われるのが怖い人もいれば、家族を越えることが怖い人もいる。

期待が重くなる人もいれば、目立つことで攻撃されると感じる人もいます。

 

これらをすべて「お金のブロック」や「自己価値の低さ」にまとめると、本当に守ろうとしている関係や安心が見えなくなります。

本店ブログの記事「同じ質問でも、占いの答えは同じになりません」で書いたように、同じ言葉で始まる悩みでも、背景が違えば見るべき答えも変わります。

受け取ったあとに何が怖いのかを見る

料金を伝える前に怖くなったら、「私はいくらの価値があるのか」だけでなく、受け取ったあとに何が起きると思っているのかを確かめます。

 

嫌われる。

期待される。

家族と違う人間になる。

失敗できなくなる。

怖さの中身が分かれば、必要なのが価格の見直しなのか、説明の整理なのか、人との境界線なのかを分けやすくなります。

 

本店ブログの記事「才能は、目立つものだけではありません」で扱ったように、自分には自然にできることほど、仕事としての価値を見落とす場合もあります。

 

鑑定では、持っている力や仕事の流れとともに、受け取る場面で繰り返す関係の反応を見ていきます。

ただし、収入増加や事業成功を保証するものではありません。

 

お金を受け取ることは、家族を捨てることでも、失敗できない人になることでもありません。

自分の価値だけを問い続けず、受け取った先で守ろうとしているものを見つけてみましょう。

兵主部久談(ひょうすべ・くだん)
ほしよみ堂所属、ほしよみ堂町田店に出演。
周易、陰陽師カード、数秘術、手相、ダウンジングなどを使って鑑定しています。
約15年間、人の心と向き合ってきた経験を生かし、相手の気持ちや未来だけでなく、【無意識の思考や行動のパターン】を読み解くことを得意としています。

仕事やお金のことで、
「受け取ると、誰かとの関係が変わりそうで怖い」
「自信をつけても、料金を伝える怖さが消えない」
そんなときは、自己価値以外に動いている反応も一緒に見ていきましょう。

出演日:火・水・木(18時まで)・金・土
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