あぐり
6年付き合った彼が突然音信不通に。それでも忘れられない恋の本当の理由
「6年間付き合った彼のことが、どうしても忘れられないんです」
そんなご相談をいただきました。
6年間お付き合いしていた彼が、ある問題を起こし、それをきっかけに連絡が取れなくなってしまったそうです。
喧嘩をして別れたわけでも、きちんとお別れの言葉を交わしたわけでもありません。
ただ、突然、彼が人生からいなくなってしまった。
その後、相談者に好意を寄せてくれる男性が現れました。
誠実で、優しくて、自分を大切にしてくれる方。
頭では、そろそろ新しい恋愛に進んでもいいのではないかと思う。
ところが、いざお付き合いを考えると、どうしても踏み出せないのだそうです。
「元彼への気持ちを、どうしたらいいのでしょうか?」
そんな相談者のために、タロットカードを引いてみました。
出たカードは、ワンドの6・正位置。
このカードを見たとき、今回のご相談には、恋愛感情だけではない、もう一つの問題が隠れているように感じました。
忘れられないのは、まだ愛しているから?
6年という月日は、決して短いものではありません。
楽しかった思い出も、喧嘩した日々も、二人で思い描いた未来もあったことでしょう。
そして何より、相談者には、納得できる別れがありませんでした。
人は、終わったと理解できる出来事よりも、結末のわからない出来事を心に抱え続けることがあります。
「なぜ、連絡をくれないの?」
「私との6年間は、いったい何だったの?」
「彼は、本当に私を愛してくれていたの?」
答えの出ない問いが、いつまでも心の中を巡ってしまう。
実は、こうした状態では、相手への愛情と、答えが得られない苦しさが重なっていることがあります。
そして、その二つを自分でも区別できなくなってしまうのです。
ワンドの6が教えてくれた意外なこと
ワンドの6は、一般的に「勝利」「成功」「称賛」を意味するカードです。
馬に乗った人物が月桂冠を掲げ、人々から祝福されている姿が描かれています。
一見すると、恋愛成就を思わせる明るいカードです。
しかし、今回、私が注目したのは「勝利」そのものではありません。
人から認められることによって、自分の価値を確かめようとする心。
そんな側面が浮かび上がってきました。
もしかすると相談者は、元彼ともう一度お付き合いしたいという気持ちだけでなく、
「私との6年間には意味があった」
「私は彼にとって、大切な女性だった」
そう確かめたいのではないでしょうか。
もし彼が戻ってきて、
「あのときはごめん。君のことを本当に愛していた」
と言ってくれたら、ようやく心の整理がつくような気がする。
けれども、それでは自分の価値を証明する権利を、今は連絡の取れない彼に預けてしまうことになります。
ここに、今回のカードが示す大切な意味があるように思いました。
新しい恋に進めない、本当の理由
私たちは、長く付き合った相手を忘れられないとき、
「まだ彼を愛しているから」
と思いがちです。
もちろん、愛情が残っていることもあるでしょう。
けれども、忘れられない理由が、必ずしも愛情だけとは限らないのです。
自分を選んでほしかった。
大切にしてほしかった。
二人で過ごした時間を、認めてほしかった。
そうした満たされなかった思いが、過去の恋愛に自分を引き留めていることもあります。
今回のワンドの6は、相談者にこう問いかけているようでした。
「あなたは彼ともう一度恋愛をしたいのですか。それとも、彼から愛されていたという確証が欲しいのですか?」
似ているようで、まったく違う問いです。
この違いに気づくことができれば、過去の恋愛の見え方も変わってくるかもしれません。
本当の勝利とは、彼を忘れることではない
では、新しく現れた男性とお付き合いすれば、問題は解決するのでしょうか。
私は、そうとも限らないと思います。
新しい恋人ができたからといって、過去の傷が必ず癒えるわけではありません。
反対に、元彼を完全に忘れるまで、次の恋愛をしてはいけないということでもありません。
大切なのは、誰かに愛されることで自分の価値を証明しようとするのではなく、自分自身で人生を選べるようになること。
6年間、彼を愛した自分。
彼がいなくなって、悲しかった自分。
それでも、これから幸せになりたいと思っている自分。
そのすべてを認めてあげることです。
彼から答えが返ってこなくても、6年間の思い出まで消えてしまうわけではありません。
そして、その恋がどんな結末を迎えたとしても、相談者自身の価値が損なわれるわけでもないのです。
ワンドの6に描かれているのは、戦いに勝利し、帰還する人物です。
今回のカードが示す勝利とは、元彼を取り戻すことでも、新しい男性を手に入れることでもなく、
自分自身の人生の主役に戻ること。
私は、そのように読み解きました。
あなたが手放せないのは、彼ですか? それとも、彼に認めてほしかった自分ですか?
恋愛のご相談では、「彼の気持ちが知りたい」というお話をよく伺います。
けれども、鑑定を進めていくうちに、本当に知りたかったのは相手の気持ちではなく、自分自身の心だったと気づかれる方もいらっしゃいます。
なぜ、あの人を忘れられないのか。
なぜ、いつも同じような恋愛を繰り返してしまうのか。
なぜ、大切にしてくれる人が現れても、素直に愛情を受け取れないのか。
そこには、自分でも気づいていない思い込みや、心の奥にしまい込んできた願いが隠れていることがあります。
タロットで今の心の状態を読み解き、紫微斗数で生まれ持った性質や恋愛の傾向、人生の流れを見つめながら、ご相談者が自分らしい選択をするためのお手伝いをしています。
占いは、誰かに人生を決めてもらうためのものではありません。
自分の人生を、自分の手に取り戻すためのもの。
もし今、忘れられない恋や、踏み出せない新しい恋に悩んでいらっしゃるなら、一度お話を聞かせてください。
あなたの心が本当に求めているものを、一緒に見つめていきましょう。
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