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あぐり

「遅刻しても謝らない同僚にイライラ…『もう諦める?』タロットが示した意外な答え」

「また遅刻してきたんです」と少し表情に険しさを残しながらお話を始められました。

同僚が、たびたび遅刻してくる、

それだけでも困るのですが、相談者がどうしても引っかかるのは、その後の態度でした。

遅れてきても、

「すみません」

の一言もない。

何事もなかったように仕事を始めるそうです。

最初のうちは、

「何か事情があるのかもしれない」

と思っていたそうです。

でも、それが何度も続くと、さすがにモヤモヤしてきます。

「普通、遅刻したら一言くらい謝りませんか?」

「私だったら絶対にそんなことできません」

そして最後には、

「もう、そういう人間なんだと諦めた方がいいんでしょうか?」

と腹立たしそうにおっしゃいました。お怒りはごもっとも。

そこでタロットを引いてみると――

出たカードは、

「審判」の正位置。

なんとも意味深なカードです。

「審判」という名前ですから、

「あなたが正しい。相手が間違っている」

と、白黒をつけてくれそうにも見えます。

ところが私は、むしろ逆だと思います。

このカードが伝えているのは、

「もう、その人を裁き続けるところから卒業してもいいのでは?」

ということです。

もちろん、遅刻によって仕事に支障が出ているなら、話は別です。

自分が毎回その人の穴埋めをしている。

お客様を待たせている。

他のスタッフに負担がかかっている。

そうであれば、

「遅刻しないでください」

「遅れるときは連絡してください」

と伝える必要があります。

それは怒りではなく、仕事上のルールの話です。

けれど、

「遅刻したのに、なぜ謝らないの?」

となると、少し違ってきます。

ここには、

「普通なら謝るでしょう」

という自分の価値観が入ってきます。

おそらく相談者は、これまできちんと生きてきた方なのでしょう。

時間を守る。

人に迷惑をかけない。

迷惑をかけたら謝る。

社会人として当然のことを、ちゃんと守ってきた。

だからこそ、それを平然と破る人を見ると腹が立つ。

「私はこんなに気をつけているのに、なぜこの人は平気なの?」

そんな思いも、どこかにあるのかもしれません。

ここで「審判」のカードが鳴らす鐘は、相手に向けられたものではありません。

自分自身を目覚めさせる鐘です。

自分が大切にしてきた価値観を、相手まで同じように大切にするとは限らない。

そして、相手が守らないからといって、

自分が大切にしてきたものまで捨てる必要はありません。

「この人は、この人」

「私は、私」

そこを分ける。

これは、

「非常識な人だから仕方ない」

と投げやりに諦めることとは違います。

むしろ、

相手を変えることに、自分の心を使わない。

ということです。

仕事に支障があるなら伝える。

自分に負担がかかるなら境界線を引く。

必要なら上司に相談する。

でも、

「謝る人間になってほしい」

「自分の非常識さに気づいてほしい」

というところまでは背負わない。

そこは、その人自身の人生の課題です。

人間関係で疲れてしまうとき、

私たちは相手の行動そのものより、

「この人はこうあるべきなのに」

という期待に苦しんでいることがあります。

タロットは、ときどき相手の気持ちを教えるのではなく、

「あなたは、もうそこから自由になっていいですよ」

と教えてくれます。

今回の「審判」は、まさにそんな一枚だったように思います。

相手を諦めるのではありません。

相手が自分と同じ常識を持つことへの期待を手放す。

そして、自分が守るべきものだけは、きちんと守る。

それだけで、人間関係はずいぶん軽くなります。

もし今、

「どうしてあの人は分かってくれないんだろう」

「私ばかり我慢している気がする」

「言うべきなのか、放っておくべきなのか分からない」

そんな人間関係に疲れているなら、一度ご相談ください。

タロットや命盤を通して見ていくと、

相手をどう変えるかではなく、

あなた自身がどこまで引き受け、どこから手放せばいいのか

が見えてくることがあります。

人間関係を変える最初の一歩は、

相手を動かすことではなく、

自分の立ち位置を決め直すことなのかもしれません。

 

 

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