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星 叶夢

星 叶夢(ほし かなむ)
ほしよみ堂大阪梅田店所属

本当にあった不思議な話③ ~お父ちゃん、そこにおったん?~

父は、64歳の時に脳出血で倒れました。

その後も何度か繰り返し、

長い療養生活が始まりました。

 

最後は寝たきりになりましたが、

床ずれもなく、本当に綺麗な身体をしていました。

 

当時、

子供が五人、孫が十一人とひ孫一人。

 

父は、子どもや孫が大好きな人でした。

 

特に孫には甘かった。

 

小さい孫を膝の上に乗せて、ご飯を食べさせていた姿を今でも覚えています。

 

そんな父との面会ができなくなったのが、コロナ禍でした。

 

会いたくても、会えない

寂しかったけれど、今振り返ると

 

父と会えなくなる日の「予行演習」

をしていたような気もします。

 

父が亡くなった年、

私は久しぶりに長く入院していました。

 

そして、退院して一週間ほど経った頃、

父が亡くなりました。

 

白い布がかけられ、

布団に横たわる父。

身体は、なぜかまだ温かくて……。

穏やかな顔をしていました。

 

父の葬儀は、全く暗くありませんでした。

もちろん悲しい。

でも、家族みんなで父の思い出を話していると、

なぜか笑いが出る。

 

孫たちも集まり、ひ孫も揃った

父らしいお葬式だったと思います。

 

ここから、不思議な話し

 

お通夜の時

 

渦巻き状のお線香

母が何度も火をつけるのですが、

なぜか、うまくいきません。

 

私は笑いながら、

「お父ちゃん、お母さんをいじめたらあかんやん!」

そう言いっていました。

 

私が一人で祭壇の前にいた時

ふと、

「何をこんなにして!」

父の声が聞こえたような気がしました。

 

父は、とても倹約家でした。

豪華なことを好む人でもありません。

だから立派な祭壇を見て、

父なら、

「何をこんなにして!」

と言いそう

この話を家族にすると、

全員が、

「お父ちゃんなら言いそう」

満場一致。

 

そして、この後もまた(笑)

 

父が特に可愛がっていた妹と、私の二人でいた時

 

妹が、

渦巻き状のお線香に火をつけました。

すると突然、

 

ボッ!

一瞬、

火柱のような炎が上がりました。

そして、

線香は燃え尽きていました。

 

私と妹は、

何が起きたのか分かりません。

 

その直後

葬儀場の方が同じように線香へ火をつけると、

今度は普通に火がつきました。

 

この話を家族にすると、

「お父ちゃん、やるな〜」

やっぱり、満場一致でした(笑)

 

不思議な家で暮らしてきた、私達一族

 

お葬式での出来事も

ごく普通の出来事なのです。

 

起きたことは事実

それが何だったのかは、

今も分かりません。

 

信じるか、信じないかは、お任せします

ほしよみ堂大阪梅田店  星 叶夢

 

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