迷いが長いほど、答えが深いとは限りません
何日も、何週間も、同じことを考えている。
調べる。
人に相談する。
メリットとデメリットを書き出す。
それでも決められず、「まだ考えが足りないのだろう」と、もう一度最初から考え直す。
迷う時間が長くなると、それだけ大切なことを深く考えているように感じます。
けれど、時間をかけたぶんだけ答えに近づくとは限りません。
同じ問いを同じ見方で繰り返しているだけなら、迷いは深まるのではなく、回り続けます。
必要なのは、もっと長く考えることではなく、何が決断を止めているのかを分けることです。
考えているようで、同じ場所を回ることがあります
決められないとき、頭の中では多くの言葉が動いています。
「こちらを選んだら後悔するかもしれない」
「でも、反対を選んでも失敗するかもしれない」
「もう少し考えれば、正しい答えが見つかるはず」
ところが、昨日も今日も同じ可能性を比べているなら、新しい判断材料は増えていません。
私は約15年間、人の心と向き合う中で、答えが分からないというより、選んだときに失うものを受け入れられず、決断が止まっている場面を見てきました。
どちらを選んでも何かが変わる。誰も傷つかず、自分も後悔せず、失敗もしない答えを探せば、迷いは終わらなくなります。
迷いには、少なくとも三つの原因があります
一つ目は、情報が足りない迷いです。
転職先の条件が分からない。
相手の意思を確認していない。
費用や期限を調べていない。
この場合は、必要な情報を集めれば判断しやすくなります。
二つ目は、怖さによる迷いです。
本当は望む方向が見えていても、失敗、反対、別れ、後悔が怖くて選べない。
情報を増やしても、怖さそのものは消えないことがあります。
三つ目は、大切なもの同士がぶつかっている迷いです。
仕事も続けたいけれど、家族との時間もほしい。
関係を守りたいけれど、自分をこれ以上我慢させたくない。
どちらも大切なら、一方を間違いと決めることはできません。
情報不足には確認が必要です。
怖さには、何を失うのが怖いのかを見る必要があります。
価値観の衝突には、今の自分が何を優先するかを決める必要があります。
決められないときに失いたくないものを見る考え方は、
「決められないとき、選択肢より先に『失いたくないもの』を見ます」の記事でも扱っています。
大きすぎる問いを、小さくしてみます
「どちらが正解か」と考えると、人生のすべてを一度に決めるような重さが生まれます。
そこで、問いを小さくします。
今足りない情報は何か。
いつまでに決める必要があるのか。
今日できる確認は何か。
今決めることと、あとで変えられることは何か。
転職するかを今日決められなくても、説明を聞く、条件を確認する、応募するかどうかだけを決めることはできます。
関係を続けるか決められなくても、まず自分の気持ちを伝え、相手が向き合うかを見ることはできます。
最終回答が出るまで止まるのではなく、次の判断材料を得る一歩を選ぶ。
そうすると、迷いは少しずつ動き始めます。
占いで、答えより先に迷いの現在地を見ます
占いでは、どちらが正解かだけを急いで出すのではありません。
何がまだ見えていないのか。
何を失うことが怖いのか。
二つの選択肢の先で、どのような未来が動きやすいのかを見ます。
周易や陰陽師カードなどで現在地と流れを確かめ、数秘術や手相などから、その人が大切にしたい生き方も考えます。
さらに、約15年間のカウンセリングやコーチングの経験を生かし、情報が必要な迷いなのか、怖さに止められているのか、大切なもの同士がぶつかっているのかを整理します。
長く迷っている自分が弱いわけではありません。
ただ、考える時間の長さを、答えの確かさに変えるには、問いの向きを変える必要があります。
何も失わない答えを待つのではなく、今の自分は何を確かめ、何を選ぶのか。
そこから次の一歩は見えやすくなります。
兵主部久談(ひょうすべ・くだん)
ほしよみ堂所属、ほしよみ堂町田店に出演。
周易、陰陽師カード、数秘術、手相、ダウンジングなどを使って鑑定しています。
約15年間、人の心と向き合ってきた経験を生かし、選択肢の未来だけでなく、なぜ迷いが長引いているのか、その思考や感情の構造まで一緒に見ていきます。
「考えても考えても、決められない」
「どちらを選んでも後悔しそうで動けない」
そんなときは、正解を増やすのではなく、迷いを止めているものから確かめてみましょう。
出演日:火・水・木(18時まで)・金・土






