芽百マミム
鏡に映る自分から目を逸らしているうちは、人生は何も変わらない。毎朝と毎晩、あなたは自分の顔を見ながら、本当の自分をどこまで見つめられていますか?
朝、鏡の前に立つ
寝起きの顔、乱れた髪、少しむくんだ目
いつものように顔を洗い、身だしなみを整えて、一日が始まる
夜、また鏡の前に立つ
朝より疲れた顔
笑顔の奥に隠していた苛立ち
誰にも言えなかった感情が、ほんの少し表情に滲んでいる
同じ鏡なのに、朝と夜では映る自分が違う
でも、本当に変わったのは顔だけ?
私は、鏡の前に立つ時間を大切にしたいと思っています
なぜなら、人は案外、自分のことを見ているようで見ていないから
他人の表情には敏感なのに、自分の顔に浮かぶ不機嫌には気づかない
他人の言葉には傷つくのに、自分が自分に投げかけている厳しい言葉には無頓着
誰かに認められたいと願いながら、自分自身の頑張りは簡単に無視してしまう
不思議なものですね
一番長く付き合っているはずの自分のことを、私たちは意外なほど知らないなんて
だから私は、朝と夜、鏡に映る自分をチェックすることに意味があると思っています
朝は、自分に問いかけます
「今日の私は、どんな顔で人と向き合う?」
機嫌が悪いなら、悪いと認めればいいし
自信がないなら、無理に強がらなくてもいい
ただし、自分の感情を他人にぶつけることと自分の感情を認めることは別の話
自分の状態を知っている人は、感情に振り回される前に、自分の行動を選び直せます
そして夜
一日を終えた自分に、もう一度会いに行く
今日、思うようにできなかったこと
言わなければよかった言葉
悔しかったこと
それでも、なんとか乗り越えたこと
全部を振り返ります
ここで大切なのは、反省会を始めて自分を痛めつけないこと
できなかったことばかり数えていたら、どれだけ努力しても、自分を好きになれる日はやってこないし
うまくいかなかった日にも、ちゃんと意味があると思っています
失敗した自分を見捨てないこと 疲れた自分を放置しないこと 頑張った自分を、他人の評価がないからといって無価値にしないこと
それも、自分を整えるということなのだと思う
占いの世界でも、私たちは相手の気持ちや未来を知ろうとする
カードを引き、答えを探し、進むべき方向を考える
でも、どんなにたくさんの答えを知っていても、自分自身の状態に気づけなければ、目の前の現実に振り回されてしまうことがある
未来を変えたいなら、まず今日の自分を知る
誰かの気持ちを読む前に、自分の気持ちを読む
誰かの人生を整える前に、自分の心の乱れにも気づいてあげる
それは、弱さではなくて
自分を扱う責任を、自分自身で引き受けるということ
鏡は、成功も失敗も評価しないし
昨日より綺麗かどうかも、誰かに愛されているかどうかも、鏡には関係ない
ただ、今の自分を映しています
そこに映る自分から目を逸らさず、毎朝、毎晩、きちんと向き合える人でいたい
人生を変えるような大きな決断は、いつも必要なわけじゃない
ほんの数分、自分の顔を見て、自分の状態を知る
そして、明日を少しだけ違う自分で迎える
その繰り返しが、やがて大きな差になるのかもしれない
誰かにどう見られるかばかり気にする人生から、自分が自分をどう扱うかを大切にする人生へ
今日も鏡の前に立とう
そこにいるのは、理想どおりではない自分かもしれない
それでも、あなたの人生を最後まで一緒に生きていくのは、ほかでもない、その人なのだから
朝は、自分を始めるために…夜は、自分を置き去りにしないために
鏡に映る自分を、毎朝、毎晩、見つめて
変えるべきところを見つけるためだけではなく、変わろうとしている自分に気づくために
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